アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』 傳田光洋 著

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』(傳田光洋 著)をアトピー性皮膚炎を考えるうえで有益な一冊として紹介してみたいと思います。

 

傳田光洋氏の『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』を読むと、皮膚と心はつながっているということが分かってきます。特にアトピー性皮膚炎の発症に関しては、心理的ストレスなどが深く関係していると思われますので、心は皮膚にもあるということを知るのは重要だと思われます。

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

傳田光洋『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』 朝日出版社

 

本書『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』は、皮膚と心のつながりを考える上で非常に興味深いのですが、この記事では、本書で述べられている皮膚と心とアトピー性皮膚炎との関わりについてささやかながら紹介してみたいと思います。

 

著者である傳田光洋氏は、自分自身を「皮膚科医」ではなく「皮膚の生物学者」であるとしており、本書ではアトピー性皮膚炎を治すための方法が具体的に書かれているわけではありません。しかし「アトピー性皮膚炎という、今や多くの人々が悩まされている疾患についても、皮膚とこころという軸を設定することで、臨床研究の進展が期待できると考えます」としています。

 

そして、皮膚とこころについて考えることによって、アトピー性皮膚炎を少しでも改善してくために参考になる記述が、本書のなかにも多数見受けられるように個人的に感じます。

また傳田氏自身がアトピー性皮膚炎だということですが、その傳田氏は、アトピーにも深く関係してくる皮膚に起こる「痒み」について以下のように述べています。

 

 痒みという、誰もが経験している皮膚感覚。しかし、未だにそのメカニズムがわからないのです。ただ、ジンマシンの痒みについては解明されていて、これは、真皮のマスト細胞から放出されるヒスタミンという物質が神経を刺激するからです。そのため「痒み止め」には抗ヒスタミン剤と呼ばれる、ヒスタミンが神経にくっつかないようにする薬剤が配合されています。しかし同じ痒みであっても、抗ヒスタミン剤は、アトピー性皮膚炎の痒みにはほとんど効果がないのです。これは、私自身の体験に照らして明言できます。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p73

 

 また「痒みには神経も必要ですが、表皮も必要」だとしたうえで、以下のように述べています。

 

 表皮の感覚の最前線が表皮細胞(ケラチノサイト)であることは、ほぼ間違いありません。ですから外的な因子で痒みが起きる場合、たとえば羊毛製品の刺激、乾燥刺激、温度刺激、化学的刺激(粗悪な化粧品などを使用した場合がその一例)などの感知は、ケラチノサイトによってなされていると考えられます。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p83

 

 ケラチノサイトには、圧力、温度、化学刺激のセンサー分子、つまり刺激を電気信号に変換させるタンパク質があります。これらのセンサーが反応すると、しばしばケラチノサイトの興奮、すなわち電気状態の変化が起きます。この変化は表皮の中に入りこんでいる末梢神経を刺激するはずです。また興奮したケラチノサイトは様々な情報伝達物質を放出します。それらの中には痒みや痛みの原因と見なされているものもあります。これもまた神経を刺激したり、真皮でヒスタミンを放出するマスト細胞を刺激したりして、痒み、場合によっては炎症を起こすのです。(

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

表皮をつくっている細胞「ケラチノサイト」

ちなみに「ケラチノサイト」とは、皮膚の「表皮」を構成している細胞のことです。この「ケラチノサイト」は「免疫システムの最前線」であり、「皮膚の表皮が傷ついたとき、SOSを発信する」のだそうです。

 

 表皮は絶えず新しくなりながら、それでいて形やバリア機能などは変わらない。外から傷つけられても、すぐに自動的に戻る。この自律性に電場が重要な役割を果たしているようです。自分の形をモニターし、維持するための電気的環境を自分で作っているのが表皮です。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p60

 

つまり、わたしたちの皮膚を構成している「表皮」は、わたしたちが脳でどう思うかに関係なく、自分たちで勝手にバリア機能を守るために活動しているようなのです。ちなみに傳田氏は本書のなかで、ケラチノサイトによって作られている「表皮は「感じる」だけではなく「考えて」いるのかもしれません」と述べています。

 

 表皮細胞であるケラチノサイト、一つ一つがセンサーであり、かつ刺激の原因でもある。さらに表皮がイオン濃度によって支配されている電気システムである。こうした認識から出発すれば、痒みや乾燥肌の謎が解け、有効な対策も見出されるはずだと思うのです。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p86

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

 

皮膚の状態が悪いと心の状態は悪化しますし、心理ストレスなどを受けると、アトピーが悪化するという経験は、アトピー性皮膚炎に悩まされている方は、何度も経験したことがあると思います(私自身もそうです)。

そのあたりの理由について考えたい方は、脳だけではなく、皮膚にも心が宿っているとする傳田光洋氏の『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』を、内容は少し難しいかもしれませんが、ぜひ読んでみていただきたいと思います。

また「表皮は電気システムである」としている辺りは、からだに溜まる静電気の問題や、電化製品が発している電磁波による皮膚・アトピー性皮膚炎への影響を考える上でも興味深いです。

 

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電磁波と静電気がアトピー性皮膚炎に関係している理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「電磁波と静電気がアトピー性皮膚炎に関係している理由」について書いていきたいと思います。

 

前回の記事では、丸山アレルギークリニックの院長である丸山修寛氏の『アトピーのルーツを断つ!』を紹介しましたが、この『アトピーのルーツを断つ!』は、静電気や電磁波とアトピー性皮膚炎の関係を知るのに最適な一冊だといえます。

 

ニュースや新聞では、電磁波が私たちの身体に及ぼす影響について報道することはほとんどありませんし、電磁波は「見えない」ため、私たちの体の不調が、実は電磁波と関係しているということについては、普段生活していても、気づくことは難しいと思います。

ところが丸山修寛氏は、2011年3月11日の東日本大震災の時、しばらく停電が続いたことによって、アトピーのかゆみがなくなったという患者さんの声があったことで、家の電磁波がアトピー性皮膚炎と関係していることに気づいたといいます。

そして『アトピーのルーツを断つ!』のなかで以下のように述べています。

 

 人の身体は、微細な電気の流れによって、コントロールされています。表皮にも電圧があり、この電池のような構造が皮膚の機能を維持させています。ところが、ほとんどのアトピーの人は日々の生活で過剰な静電気をためこんでしまっており、それによって自律神経が乱れ、皮膚のバリア機能が低下し、かゆみや湿疹が生じています。〝静電気〟があなたのアトピーの原因になっていないか、確認してみてください。(丸山修寛『アトピーのルーツを断つ!』より

 

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また、丸山氏は「脳や皮膚に過剰な静電気をためこんでしまっていても、まったく心配はいりません。寝室など生活環境を見直して、静電気を生じさせているルーツを見つけ、以下のような対策をして皮膚電流が正しく流れるようにすれば、自然とアトピーが改善し始めるでしょう」と述べています。

 

その「以下のような対策」とは次の通りです。

 

  • 「塩水のうがいを習慣に」
  • 「体内の静電気を取り除く作用のある、炭と金属のコイルを貼る」
  • 「化学繊維の服は避ける」
  • 「ミネラルやビタミンをとって静電気を中和」
  • 「携帯電話やゲーム機などの使用を減らす」
  • 「土の上を素足で歩く!(身体のアース)」

 

直接大地に触れる「アーシング」は静電気を抜くのに効果的

このなかでお金をかけずに手っ取り早く体のなかの静電気を抜くのに効果的なのは「土の上を素足で歩く」という身体のアースです。裸足で庭の土の上を歩くなど、大地に触れるだけで、静電気は地面に流れていくといいます。

そのため、もし食事だけではなかなかアトピーや乾燥肌が改善しないという方は、1日に1、2回、10分から20分の間、土や砂浜、野原など、大地につながっている地面に立ったり、歩いたりしてみると良いと思います。

もし時間がないのであれば、1日に2~3回、数分程度、裸足で直接、大地に立つだけでも、効果があるようです。

 

ちなみに近頃は、「アーシング」と呼ばれるこの健康法が注目されており、『はだしで大地に立つと病気が治る 体内静電気を抜くアース健康法』(マキノ出版)や、『不調を癒す《地球大地の未解明》パワー アーシング すべての人が知っておくべき重大な医学的真実!』(ヒカルランド)など、「アーシング」について解説している書籍も出版されています。

 

この「アーシング」はお金がかからない健康法ですので、アトピー性皮膚炎に悩まされている方で、電磁波の影響が気になる方は、ぜひ試してみてください。

 

また、近くにコンセントがあったり、四六時中、スマートフォンを近くに置いていたり、パソコンで作業をし続けたりしていると、電磁波の影響を受けやすくなるので、こまめに自然に触れることもアトピー性皮膚炎を改善していくためには大切であると思われます。

 

 

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丸山修寛『アトピーのルーツを断つ!』で知るアトピー改善の盲点

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は丸山修寛氏の『アトピーのルーツを断つ!』を、アトピー性皮膚炎の改善を考えるための一冊として紹介したいと思います。

 

宮城県仙台市にある丸山アレルギークリニックの院長である丸山修寛氏の『アトピーのルーツを断つ!』は、アトピー性皮膚炎の原因を考えるのに最適な一冊だといえます。

 

アトピー性皮膚炎が発症する原因としては、食べ物をはじめとして、ホコリやダニ、細菌、運動不足など、様々なものが挙げられていますが、自分がアトピーになった原因を特定して治していくのは難しいと思われます。

そのため、アトピー性皮膚炎は無理に原因を探らずに治していくことが大切だと述べる皮膚科医の方もいらっしゃいますが、丸山修寛氏の『アトピーのルーツを断つ!』では、アトピー性皮膚炎の発症原因になる可能性をもつもの、すなわちアトピーのルーツが網羅されています。

 

丸山修寛『アトピーのルーツを断つ!』

 

本書では、「よく知られているアトピーのルーツ」として、以下が挙げられています。

 

 

そして、これらひとつひとつのなかに潜んでいるアトピー発症のリスクとなるものも、細かくリストアップされています。

たとえば食べ物に関しては、乳製品や揚げ物などは、アトピーを悪化させる原因になるとよく言われますが、アトピーを治すために良いとされている納豆や玄米、ぬか漬け・麹などもアトピーになるリスクをもつ食べ物として挙げられています。

このあたりのことについては賛否両論があるかもしれませんが、アトピーを治すために良いとされてきたものやことが、実は、アトピーを発症させる原因になっていたのかもしれないと考えさせられるのは確かです。

つまり、自分のアトピーにとって良いか悪いかは、発症の理由が違ってくるため、人それぞれなのだとも言えるのです。

 

丸山修寛『アトピーのルーツを断つ!』

 

アトピー性皮膚炎と電磁波・静電気の問題

さらに『アトピーのルーツを断つ!』では、「見逃されていた、決定的なルーツ」として、

 

  • 「脳・頭蓋骨・せき髄にたまる静電気」
  • 「皮膚にたまる静電気」
  • 「慢性病巣感染」

 

を挙げています。

 

丸山修寛氏の『アトピーのルーツを断つ!』においては、特に「脳・頭蓋骨・せき髄にたまる静電気」、「皮膚にたまる静電気」、「慢性病巣感染」について詳しく書かれています。

ちなみに丸山修寛氏は「丸山式コイル」など、電磁波対策のグッズを多く開発していることでも有名ですが、「あたりまえすぎて、なかなか気づかなかった、電化製品や電気配線から出る電磁波と、その影響によって身体にたまる静電気」を、「見逃しているアトピーのルーツ」だと述べています。

 

食事を変えても、なかなかアトピーが改善しない、乾燥肌が治らないと悩んでいる方は、丸山氏が注目している電磁波や静電気の問題にも、一度関心を向けてみることをオススメします。

もちろん、電磁波の被害に対して、必要以上に神経質になってストレスを溜め込んでしまったり、電磁波対策グッズを買い込んだりする必要はないかもしれませんが、生体や皮膚に対して影響を与えていることは確かだと思われます。

 

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ファストザイムトライアルで手軽に本格的な酵素断食(ファスティング)

 

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はアトピー改善のために試しに酵素断食(ファスティング)を行ってみるために、「ファストザイムトライアル」という商品を紹介したいと思います。

 

以前の記事で書きましたが、酵素断食(ファスティング)はアトピー性皮膚炎を改善するために、非常に効果的だと考えられます。

なぜなら、酵素断食には、

 

  • デトックス効果
  • 腸内環境を改善する効果
  • ビタミンやミネラルなどの栄養補給

 

といったアトピーを治していく為に必要不可欠な効果が期待できるからです。

アトピー性皮膚炎の発症にはストレスや食べ物、細菌など様々な原因が考えられていますが、からだに溜まった汚れや毒素が、腸から血液へと運ばれ、皮膚を通して症状として現れていると考えると分かりやすいと思います。

したがって、ステロイドだけに頼るのではなく、根本的にアトピーを改善していくには、まず、からだ・細胞の汚れを作ってしまっている原因である腸をキレイにすることが大切なのです。

そしてそのために酵素ドリンクを用いた断食(ファスティング)は有効だと考えられるのです。

 

このあたりのことについての詳しい内容は以下の記事をご覧ください。

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しかし酵素ドリンクは、きちんと栄養と酵素が含まれている高品質なものほど、高価なものが多いため、酵素断食のために高価格な酵素ドリンクは購入しづらいという問題があります。

しかし株式会社グローリーインターナショナルが販売するファストザイムは、高品質なうえお試しもできるため、アトピーを根本的に治していくために酵素断食(ファスティング)にチャレンジするのにオススメなのです。

 

ファストザイムで酵素断食(ファスティング)

ファストザイムで酵素断食(ファスティング)

ファストザイムで酵素断食(ファスティング) 

ちなみにファストザイムは、70種類以上の作物を、3年半かけて熟成発酵させており、ビタミン、ミネラル、アミノ酸ファイトケミカル、乳酸菌などがバランスよく含まれています。

また、ファストザイムには、

 

  • 乳酸菌を生きたまま摂取できる
  • 善玉菌のエサになるオリゴ糖が配合されている
  • 消化に負担がかからない
  • 無添加で安心・安全

 

といった、アトピー性皮膚炎の方にも嬉しい特徴もあります。

 

ファストザイム

 

さらに、ファストザイムは第三者機関による、

 

  1. 腸内環境確認試験
  2. 肌環境確認試験
  3. ダイエット効果確認試験

 

という3種の試験データを取得しています。そのためファストザイムを用いて、酵素ファスティングを行うことは、腸内環境の改善や美肌の実現、さらにダイエットにも効果的だと考えられます。

 

このファストザイム720mlはお値段が9000円(税抜)であるため、なかなか手を出しづらいのですが、トライアル版なら10mlのスティックタイプ10包がたったの2000円であるため、気軽に酵素断食を試すことが出来ます。

 

酵素ドリンクによるファスティング(断食)でアトピー性皮膚炎を治す

 

ぜひ、酵素ドリンクによるファスティング(断食)によって、アトピー性皮膚炎を根本から治していくために、このファストザイムトライアルを利用してみてください。

ちなみに初めて酵素断食を試す場合は、1週間のうち何日かは1日の食事を酵素ドリンク+夕食のみにしてみたり、3日間だけ、食事は朝、夕に酵素ドリンクを飲むだけにしたりするといった方法が行ないやすいと思います。

しかし、断食(ファスティング)は他人から強制されるのではなく、まず体の細胞をキレイにするために自分が試してみたいと思い、カラダの声に耳を傾けながら、自分が行ないやすいように無理なく実践していくことも重要です。

 

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『アトピーが消えた!』(逸村弘美 著)は、アトピーを根本的に治していくためにオススメ。

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は『アトピーが消えた!』(逸村弘美 著)を、アトピーを根本的に治していくためにオススメの書籍として紹介していきたいと思います。

 

逸村弘美さんの『アトピーが消えた!』は、生活習慣や食生活を見直して、アトピー性皮膚炎を根本的に改善していきたい方にオススメの一冊です。

 

逸村弘美『アトピーが消えた!』

 

10年ぶりに3度目のアトピーが大爆発した逸村弘美さんの皮膚は「グチャドロ」状態になったといいます。

最初のアトピーがひどかった時は、「アトピーくらぶ れのあ」の代表である笛木紀子氏から「排泄理論と自然食、体を温める健康の作り方」を学び、半年後には「薬も使わないのにメイクできるまでに改善」したのだそうです。

しかしその5年後、暴飲暴食、睡眠不足によって、再びアトピーが悪化したそうですが、その時は「慌てて生活を正して、半年で改善」したといいます。

ところがそれから10年後、暴飲暴食、睡眠不足、仕事と遊びといった「好き勝手な生活」によって3度目のアトピーが大爆発した時は、痒くて痛くて、夜も眠れなかったというのです。

その時のアトピー体験記が逸村弘美さんの『アトピーが消えた!』には書かれているのですが、3度目のアトピーも、10年間でより進化していた「れのあ」の笛木紀子氏のアドバイスによって3か月で改善したといいます。

 

「皮膚は立派な排泄器官。そして、体は食べたものから作られる。

 ふつうに健康な人なら、老廃物を尿、便、生理(男性は体毛、ヒゲ)で排泄する。それでも間に合わない場合は、

 ニキビやシミ、タコなどの形で出てくる。それでも間に合わないくらい、

 大気汚染やストレス、添加物にまみれた食品などで、長期に渡って、

 からだに老廃物が溜まりまくった場合、皮膚から異常排泄する」

 それが、アトピー。(逸村弘美『アトピーが消えた!』P18~19

 

逸村弘美『アトピーが消えた!』

 

では、具体的に生活習慣にどのようなものを取り入れることによって逸村弘美さんのアトピー性皮膚炎は改善に向かったのでしょうか?

 

アトピーが消えた!』では、アトピー性皮膚炎を治すためにプラスに働いたものとして、

 

  • 玄米菜食
  • カルシウム
  • 還元電子
  • 水素水
  • 酵素
  • 乳酸菌
  • 針灸

 

などが挙げられています。

 

基本的には、アトピー改善のプロを育てる「アトピーくらぶ れのあ」の笛木紀子氏による、生命の仕組みを見つめ直し、自然治癒力によって骨と細胞レベルで元気になるための方法が、この逸村弘美さんの『アトピーが消えた!』には書かれているように思います。

皮膚科医によって書かれたアトピー性皮膚炎を治すための本は巷に何冊も出ていますが、この『アトピーが消えた!』は、ステロイド中心ではなく、主に食生活を中心に生活習慣を見直し、アトピー性皮膚炎を根本的に治していくために参考になる1冊だといえます。特に骨とカルシウムに着目している辺りは、アトピー性皮膚炎の改善を考えていくうえで勉強になります。

 

アトピーくらぶ れのあ」の笛木紀子氏のブログはこちらですので、「れのあ」に関心がある方は、閲覧してみてください。

ameblo.jp

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マグネシウムのアトピー性皮膚炎を改善する効果

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はマグネシウムアトピー性皮膚炎を改善する効果について書いていきたいと思います。

 

マグネシウムは前回の記事で書いたカルシウムとの関係において、重要な役割を果たしています。カルシウムが血中に多く存在するようになると、そのカルシウムは様々な問題を引き起こすといわれています。

 

このことに関して、山田豊文氏は、『「老けない体」は骨で決まる』(青春出版社)のなかで以下のように述べています。

 

 マグネシウムが不足していると、細胞内に入ったカルシウムを適切に外に連れ出すことができない。当然、細胞内はカルシウム過剰の状態が続くわけだ。

 (略)本来、カルシウムは生命活動のスイッチを入れるときに細胞内に入り、役目を終えたら再び細胞の外に出なければならない。それが、カルシウムの正常な〝居場所〟とということになる。ところが、細胞内の外に導くマグネシウムが足りないことで、カルシウムは自らの居場所を間違えてしまうのだ。

 

 そのカルシウムが悪さをする。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p47~48

 

「老けない体」は骨で決まる

マグネシウム不足とアレルギーの関係とは?

田豊文氏によれば、マグネシウムが不足すると、アレルギーの問題と関係してくるといいます。たとえば、アトピー性皮膚炎は「炎症」と深く関わっていますが、ヒスタミンという物質は、体内を「炎症」モードにするアラーム役であるといいます。

そのヒスタミンが分泌されることによって、免疫細胞が炎症という異常事態を抑えるべく働き出すというのですが、「細胞からヒスタミンを分泌するためのスイッチをONにするのがカルシウム」なのだといい、「細胞外のカルシウムが細胞内に一時的に入りこむことによって、ヒスタミンの分泌が開始される」といいます。

 

そして異常事態が解決されれば、カルシウムは細胞の外に出て、スイッチがOFFとなり、ヒスタミンの分泌も止まるそうです。しかしカルシウムが細胞内にいつまでもとどまっていると、ヒスタミンが延々と分泌され、そのことがアレルギー症状とも関係してくるといいます。

 

そのため、細胞内のカルシウムを細胞外に連れ出す必要があるのですが、その役割を果たすのが「マグネシウム」なのです。

 

 マグネシウムは、細胞の内側に入ったカルシウムを、再び細胞の外側に連れ戻す役割を担っている。つまり、細胞内外のカルシウムの濃度差はマグネシウムによって一定に保たれているわけだ。また、骨と血液中のカルシウムの濃度をコントロールしているのもマグネシウムである。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p44

 

マグネシウムを摂取するコツとは?

そのためカルシウムとマグネシウムはセットで2:1の割合で摂るのが望ましいのですが、現代社会は甘い物やアルコールの摂り過ぎが原因でマグネシウムが不足しがちであるため、1:1の割合で摂るのが良いと山田氏は述べています。

また、マグネシウム玄米などの未精製の穀物や、豆類、海藻類、青菜類に多く含まれているとされています。

それに加え、山田豊文氏が『「老けない体」は骨で決まる』のなかでカルシウムとマグネシウムのバランスを整える食事のポイントを挙げていますので、紹介したいと思います。

 

  • 「できるだけ化学肥料や農薬が使われていない野菜や果物を食べる」
  • 「白米や精白小麦粉食品をやめ、玄米や全粒小麦粉食品をとる。未精製穀物、あるいは精製度合いが低いものを選ぶ」
  • 「食材を煮たりゆでたりするとマグネシウムが溶け出してしまう。調理時間は短く、簡潔を心がける。あるいは、汁ごと食べられるような料理にする」
  • 「清涼飲料水や加工食品は徹底的に避ける」
  • 「カフェインやアルコールもできる限り避ける」
  • 「薬を安易に飲まない。マグネシウムにとっては大敵」

 

これらの山田氏が挙げているマグネシウムとカルシウムのバランスを整える食事のポイントは、アトピー性皮膚炎を治していくための食生活とほとんど合致するような気がします。

 

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カルシウムのアトピー性皮膚炎を改善する効果

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はカルシウムのアトピーを改善する効果について書いていきたいと思います。

 

カルシウムの摂取は、アトピー性皮膚炎を治していくために重要であるとされています。その理由は、カルシウムには消炎作用があるほか、ストレスを感じることが多い人ほど、カルシウムが必要になるからです。

実際、アトピー性皮膚炎に悩んでいる方は、カルシウムが不足して骨が弱くなっているといいます(参考 逸村弘美『アトピーが消えた!』)。

ちなみにそのカルシウムは99%が歯や骨に存在していますが、残りの1%は、血液や体液のなかに含まれており、私たちの細胞の生命活動を維持するために重要な役割を果たしているといいます。

 

 血液中のカルシウムはつねに一定の濃度に保たれており、筋肉の収縮や弛緩をコントロールしたり、情報の伝達にかかわったり、出血を止めたり、血液や体液の㏗(酸性/アルカリ性の度合い)を調節したり、ホルモンを分泌したりするなど、体内のありとあらゆる機能に関与している。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p25~26

 

もし血液中のカルシウムが不足してしまうと、骨に蓄えられているカルシウムが使われます。

 

血液中のカルシウムが不足すると、骨に蓄えられているカルシウムが使われる(脱灰)。用の済んだカルシウムは、骨に戻される(再石灰化)。この仕組みがうまくいかないと、骨以外の場所でカルシウムが蓄積してしまう(異所性石灰化)。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p30

 

 

しかし、体内でマグネシウムが不足してしまうと、カルシウムは本来の居場所を間違えてしまい、そのことがアレルギー症状や骨粗しょう症などの原因になるといいます。

 

 マグネシウムが不足していると、細胞内に入ったカルシウムを適切に外に連れ出すことができない。当然、細胞内はカルシウム過剰の状態が続くわけだ。

 (略)本来、カルシウムは生命活動のスイッチを入れるときに細胞内に入り、役目を終えたら再び細胞の外に出なければならない。それが、カルシウムの正常な〝居場所〟とということになる。ところが、細胞内の外に導くマグネシウムが足りないことで、カルシウムは自らの居場所を間違えてしまうのだ。

 

 そのカルシウムが悪さをする。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p47~48

 

そのため、カルシウムを補給する際はマグネシウムとセットで摂るのが良いとされています。

 

 マグネシウムは、細胞の内側に入ったカルシウムを、再び細胞の外側に連れ戻す役割を担っている。つまり、細胞内外のカルシウムの濃度差はマグネシウムによって一定に保たれているわけだ。また、骨と血液中のカルシウムの濃度をコントロールしているのもマグネシウムである。(田豊文『「老けない体」は骨で決まる』p44

 

 

「老けない体」は骨で決まる

 

カルシウムとマグネシウムのバランス

そのカルシウムとマグネシウムは、一般的には2:1のバランスで摂るのが良いとされていますが、現代社会ではマグネシウムが不足することが多いので、1:1が望ましいともいいます。

 

 カルシウムが存分にその機能を発揮するためには、マグネシウムがなくてはならない。それはマグネシウムについても同じ。お互いがお互いの、絶妙なサポート役を果たしているのである。つまり、カルシウムだけたくさん摂ってもだめで、一緒にマグネシウムも摂る必要があるということだ。(溝口徹『「うつ」は食べ物が原因だった!』p70~71

 

(中略)

 

 最近の日本人の食生活では、カルシウム不足がしばしば指摘されるところだが、なぜかマグネシウムについては多くが語られることはない。しかし、現実にはカルシウム以上にマグネシウム不足に目を向けるべきなのだ。その兄弟関係を考えれば、「1対1」の割合で摂取してこそ、両者が思う存分の働きができるとわたしは考えている。(溝口徹『「うつ」は食べ物が原因だった!』p71

 

カルシウムを正しく摂ってアトピー性皮膚炎を治していくには?

カルシウムは小魚類や煮干し、ひじきや納豆、ワカメ、海苔、きなこなどに多く含まれています。

また、牛乳はカルシウムの補給に最適だとされていますが、牛乳に含まれているカルシウムはマグネシウムとのバランスが悪く、アトピー性皮膚炎にも良くないと言われているため、カルシウムの補給のために牛乳を摂取するのは控えた方が良さそうです。

それに加えて、甘い物やアルコールの摂り過ぎは、カルシウムのパートナーであるマグネシウムを無駄に消耗するといいますので、アトピーを改善していくためには、そのことにも注意が必要です。

ちなみにサプリメントからカルシウムを摂取する場合は、数百円で売られている安価なものではなく、風化貝化石カルシウム(善玉カルシウム)が良いとされています。

そのほか、カルシウムの吸収をよくするものには、ビタミンCビタミンDなどが挙げられます。

 

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ここまでカルシウムについて書いてきましたが、アトピー性皮膚炎を改善していくためには、カルシウムを正しく補給し、骨を強くすることが実は大切だと思われます。