アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

発酵食品がアトピー性皮膚炎の改善に効果的なわけ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法」について述べていますが、今回の記事では「発酵食品がアトピー性皮膚炎の改善に効果的なわけ」について述べていきたいと思います。

 

発酵食品がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由は、発酵食品には腸内環境を改善するのに有効だからです。

アトピー性皮膚炎を治していくためには腸内環境の改善が必要不可欠ですが、発酵食品には、わたしたちの腸の腸内環境をより良いほうへ変えていく力があるのです。

そのため、腸内細菌のバランスを整え、腸内環境を改善していくのに発酵食品は非常に役立ちます。

また、腸の粘膜のバリア機能が弱まり、腸に穴があくことで、未消化のタンパク質や細菌などが入りこみ、アレルギーの原因になる「リーキーガット症候群」の対策にも、発酵食品が良いとされています(参考 﨑谷博征『「原始人食」が病気を治す』)。

このことに関して、医学博士の藤田紘一郎氏は、腸粘膜の表層は乳酸菌が守っており、自分の乳酸菌を育てるためには、日本伝統の発酵食品が最適だと述べています。

 

 乳酸菌など善玉菌がつくった溶液は、そこに菌が生きていなかったとしても、腸に届けば善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える役目を果たしてくれます。

 今後、腸の健康法は「自分の乳酸菌をいかに育てるか」に重点を置いて語られることになるでしょう。善玉菌を新たに腸に入れるより、赤ちゃんのころから腸に棲んでいる自分の善玉菌を増やすほうが、腸の健康には効率的なのです。

 そう考えると、日本人の腸には日本の発酵食品が最適です。私たちの腸にいる乳酸菌は、親から子へ、養育環境の中で受け継がれてきたものです。味噌や醤油、酢、納豆、ぬか漬けなど、日本人が昔から食べついできた発酵食品には乳酸菌がたっぷり含まれています。

 日本古来の発酵食品からは、私たちの腸にもともと棲んでいる乳酸菌も、その乳酸菌がつくり出した溶液も、両方を一度に摂取できます。(藤田紘一郎『人の命は腸が9割』p58~59

 

このように自分の腸に棲んでいる乳酸菌を育てることで、アトピー性皮膚炎を改善していくという意味で、納豆やぬか漬けなどの発酵食品は有効なのです。

発酵食品「納豆」

しかし藤田氏紘一郎は「スーパーなどで売られている食品は、見せかけの発酵食品も少なくありません」と述べており、「本物の発酵食品を食べるには、蔵元から直接取り寄せるなど、ひと手間かけたほうがよさそうです」としています。

そのため、ヨーグルトやチーズ、キムチなどの発酵食品に関しては、コンビニエンスストアやスーパーで安価なものを買うより、少し値段が高くても、自分で腸内環境が改善されるのを実感できるお気に入りのものを探した方が良いといえます。

 

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