アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

ビタミンAのアトピー性皮膚炎を改善する効果

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法」について述べていますが、今回は「ビタミンAのアトピー性皮膚炎を改善する効果」について述べていきたいと思います。

 

ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を正常に保つために重要な働きをするため、アトピー性皮膚炎の改善のためには必要不可欠です。

皮膚や消化管などの上皮の機能を守り、ウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。また、体の成長を促して細胞の増殖と分化をコントロールします。

特にビタミンAは気道粘膜と鼻腔粘膜の線毛に分泌される「IgA抗体」の材料になっています。

このIgA抗体は異物を包み込み、体外に出す働きをするため、ビタミンA不足によって「IgA抗体」の分泌が悪くなると、ウイルスやばい菌などが、体内に侵入しやすくなります。

さらに腸粘膜でもIgA抗体は同じように働いているため、腸から体内にウイルスなどの異物が入りこまないためには、十分な量のビタミンAの補給が必要になります。

つまり、排除すべき異物が体内に入りこんで、アレルギー症状が起こるのを防ぐためには、ビタミンAは必要不可欠な栄養素なのです。

 

ビタミンAを食事から摂るには?

ちなみにビタミンAは、肉(特にレバー)や魚などの動物性食品に多く含まれていますが、緑黄色野菜などに含まれているβ‐カロテンは、体内で必要に応じてビタミンAに変わります。

このような体内でビタミンAに変わる物質はプロビタミンAと呼ばれています。プロビタミンAは他にα‐カロテンやクリプトキサンチンなどのカロテノイドなどがあります。

また、β‐カロテンをはじめとしたカロテノイドには、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

アトピー性皮膚炎の発症には、活性酸素が関係しているといわれていますので、ニンジンやカボチャ、ほうれん草などに多く含まれているβ‐カロテンを日頃の食事の中で積極的に摂ることは、アトピーの改善のためにおすすめです。