アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

肩こりならぬ「首こり」とアトピーとの関係とは?

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べています。

 

今回は、肩こりならぬ「首こり」とアトピーとの関係について書いていきたいと思います。

 

「首こり」がアトピーの直接の原因になっているかどうかは分かりませんが、日頃の生活のなかで「肩こり」とは違う「首こり」に気をつけ、首に余計な負担をかけないようにすることは、どこかでアトピーの改善につながっていくように思えます。

 

このように述べる理由は、慢性的な首こりは、「うつ」の原因になるなど、心の問題とも関係してくるからです。

 

今の時代はタブレットスマートフォンといった携帯端末の普及や、オフィス内でパソコンを長時間使用する労働環境などによって、画面を見るために、うつむいてしまっている時間が長くなっている方は多いと思います。

しかしうつむいた姿勢を長く続けてしまうと、猫背になるだけではなく、肩こりや首こりが起こり、やがてうつの症状につながるなど、心の領域にも悪影響を与えてしまうと思われます。

 

私自身は、アトピー性皮膚炎の発症は、食べ物に含まれるアレルゲンや化学物質などだけではなく、「心」の問題も関係していると考えているため、アトピーを改善していくためには、心へのストレスを減らしていくことも重要だと感じています。

 

肩こりではない「首コリ」とは?

では「首こり」はなぜ起こってくるのでしょうか?

 このことに関しては、整形外科クリニックの院長をしている三井弘氏の『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』(SB新書)のなかで書かれていることが参考になりますので、引用してみます。

 

 休んでよくなるようなら、筋肉の緊張からくる「肩こり」と考えて差し支えはありません。

 ところが、首の問題から「こり」が生じている場合は、何をやっても症状がよくならず、しつこいこりに悩まされます。休んでも取れない「しつこい肩こり」は、「首こり」からきていると考えたほうがよいのです。

 「首こり」の場合、その主たる原因は、頸椎の変形で神経根が圧迫されたり、刺激されたりすることです。それによって「肩こり」を引き起こしているということですから、筋肉の緊張や疲労とは根本的に原因が異なります。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p58

 

 

  首が健康だからこそ、私たちはつつがなく日常生活を送ることができているのです。

 しかし、そのことを意識することはほとんどありません。首がスムーズに動くことは、意識するまでもない〝当たり前〟のことだからです。

 そのため必要以上に負担をかけてしまっても、よほどの症状が出ない限り、大概の人は首が傷んでいることに気づかないのです。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p23

 

  うつは一般的に脳が関係しているとされていますが、その発症に、長時間にわたる首の酷使が関わっているケースもあるということです。

 なかでも何時間もパソコンやゲームをやり続け、同じ姿勢を取り続けている状態が長く続くような状況は、首に多大なダメージを与えます。それによって頸椎から自律神経の不調が起こり、「自律神経失調症→うつ」という経過を生じさせかねません。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p54

 

 通常、自律神経失調症やうつはストレス性疾患として扱われることが多く、神経内科心療内科、精神科などにかかることが多いと思います。

 そこで薬を処方されて服用するというのが治療の主流ですが、もし薬をいくら飲んでも症状が改善されないという場合は、首に問題があることも考えられます。(

 

三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』

三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』 SB新書

 

「首こり」が自律神経のバランスの乱れを引き起こす

このように、「大変慎み深く、我慢強い部位」である「首」が酷使されていることが、自律神経のバランスの乱れにつながり、結果的に「うつ」や「アトピー」の症状と関係してくるのかもしれないのです。

 

自律神経の交感神経と副交感神経のバランスの乱れは、アトピーの原因のひとつだとされています。

したがって、日頃から「首」を大切にするような生活習慣を心がけることで、自律神経のバランスを整えるようにすることが、アトピーの改善につながっていくことは十分考えられるのです。

 

しかし首の疲れを取ろうとして、自分で首を変な方向に動かしてしまうと、逆に首を痛めてしまうことにもなりかねません。

そのため、この記事では首の疲れをとるための具体的な方法については書きませんが、三井弘氏の『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』のなかで非常に参考になるのは、首の負担を減らすために、普段からあごを20度ぐらい上げることを心がけるという点です。

 

首こりを防ぐにはあごを20度ぐらい上げることが大切

正しい姿勢というと、あごを引くことをイメージしがちですが、三井氏は、「あごを20度ぐらい上げた状態」が首にとっての良い姿勢だというのです。

 

 あごを引くと、頸椎は真っ直ぐな状態となり、重い頭を支えるためのカーブがなくなってしまいます。つまり、首が軽く前に突き出て、頭部が後方に位置するというバランスが取れなくなってしまうのです。

 それによって頭全体の重さを受け止めて支えることができなくなり、首には余計な負担がかかってしまうことになります。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p109)

 

 首を守るためには、頸椎のカーブを保てる姿勢であることが必要です。そのために最もよいのは、あごを20度ぐらい上げた状態です。要は、あごを少し上にツンと上げた姿勢です。これが首の骨のカーブに沿った「首にとっての正しい姿勢」なのです。(同)

 

 あごを引いてしまうことは、首にも大きな負担をかけるだけではなく、頸椎のカーブの消失によって、その下に続く胸椎や腰椎にも影響を与え、背骨全体の負荷も高めてしまいます。ですから、まずは「少しあごを上げる」を日頃から意識して生活してみてください。

 立つときは、①あごを少し上げ、②胸を張り、③腰は少しそらし気味にして立つ、を心がけましょう。この姿勢を習慣にするだけで首こりの症状は相当改善されます。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p110)

 

 

したがって、テレビを見るときや本を読むとき、パソコンやスマートフォンなどを操作するとき、うつむきがちになるのを避け、意識的にあごを少しあげるようにしてみると、首への負担を減らせると思います。

また、テレビの位置を少し高くしたり、スマートフォンや本などを腕を動かすことで目線の方にもってきたりすることも、首への余計な負担を減らすために必要な習慣であると感じます。

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

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