チアシードのアトピー性皮膚炎を改善する効果
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はチアシードのアトピー性皮膚炎を改善する効果について述べていきたいと思います。
チアシードは、「ミラクルシード」「奇跡のスーパーフード」とも呼ばれており、近年、日本でも代表的なスーパーフードとしてよく知られるようになりましたが、このチアシードには、実は必須脂肪酸や食物繊維、ミネラル類、必須アミノ酸、抗酸化物質といった栄養素が豊富に含まれているのです。
特にチアシードには、アトピー性皮膚炎を改善していくために必要不可欠なオメガ3脂肪酸や食物繊維が豊富に含まれています。
またチアシードには、ビタミンB群、ミネラル類、必須アミノ酸、抗酸化物質なども含まれています。
もちろん、チアシードを食べるだけでアトピーが治るわけではありませんが、オメガ3脂肪酸と食物繊維が特に豊富に含まれているチアシードは、アトピーを治していくための食材として注目に値するのです。
チアシードの食物繊維のデトックス効果で腸内環境をキレイにする
チアシードに含まれる食物繊維のほとんどは、便通を促したり毒素を排出したりするのに役立つ不溶性食物繊維であるため、便秘の改善や腸内のデトックスに役立ちます。
アトピー性皮膚炎の発症は腸内環境が悪化していることにより、血液が汚れてしまっていることが深く関係していると考えられるため、チアシードの不溶性食物繊維は腸内をキレイにするデトックスのために効果的です。
また、チアシードには、グルコマンナンと呼ばれる水溶性食物繊維も含まれています。
チアシードは水に浸してから食べるのが一般的ですが、水分を含むとチアシードは10倍にもふくらみ、周りがゼリー状のものに包まれます。
この膨らんだゼリー状の成分こそが、水溶性食物繊維の「グルコマンナン」であり、少量でも満足感を得られると同時に、消化吸収にも優れているといわれています。
さらに水溶性の食物繊維は腸内細菌のエサになりやすいとされています。
そのため、腸内細菌のバランスを整えたり、腸内環境をキレイにしてデトックスしたりするために、チアシードはオススメの食材なのです。
チアシードはアレルギーを抑えるオメガ3脂肪酸も豊富
また、チアシードには、オメガ3脂肪酸のα‐リノレン酸が多く含まれていることも特長のひとつです。
オメガ3脂肪酸のうちのα‐リノレン酸は、亜麻仁油やえごま油などにも豊富に含まれていることが知られていますが、α‐リノレン酸は体内に入ると、約1~2割がDHAとEPA変換されます。
近年、加工食品やファストフードからサラダ油などに多く含まれているオメガ6のリノール酸を摂り過ぎてしまっていることで、オメガ3脂肪酸とのバランスが崩れてしまっていることが、アレルギーの原因になっているといわれるようになってきました。
アトピー性皮膚炎もこの油の摂り方が深く関係してくると思われるため、オメガ6脂肪酸を減らし、代わりにオメガ3脂肪酸を増やしていくことが大切になってきます。
しかし、青魚に多く含まれているオメガ3脂肪酸は、普段の食事の中で十分な量を摂りにくいという側面があるため、このチアシードや亜麻仁油・えごま油などからオメガ3脂肪酸の不足を補っていくことが必要になってくるのです。
しかもチアシードのオメガ3脂肪酸のグラム当たりの含有量は、フラックス(亜麻仁)シードやサバなどよりも多いとされています。
それに加えて、チアシードは血糖値を上げにくいため、糖質制限にも役立ってくれます。
チアシードを食べる際の注意点
ところでチアシードを食べる際は、最低でも12時間以上水につけておくことが必要です。
そうしないと、「アブシジン酸」と呼ばれる細胞内のミトコンドリアに悪影響を与える成分が残ってしまうのです。
また水の量はチアシードの約10倍が望ましいと言われています。
水に浸けておくとチアシードは膨らみ、プチプチとした食感になりますので、1日に大さじのスプーン1杯分くらいのチアシードをヨーグルトやスムージーなどに混ぜて食べるようにすると、日頃の健康維持に効果的です。
ちなみにチアシードには「ブラックチアシード」と「ホワイトチアシード(サルバチアシード)」がありますが、水に浸した時、「ホワイトチアシード」のほうが「ブラックチアシード」よりも膨らみ、さらに食物繊維やオメガ3脂肪酸などがより多く含まれているため、少し値段が高くなりますが、アトピーを改善していくためならホワイトチアシードのほうを選ぶのをお勧めします。
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