EPA・DHAサプリメントのアトピーを改善する効果とオススメ
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、この記事では「EPA・DHAサプリメントのアトピーを改善する効果とオススメ」について書いていこうと思います。
オメガ3脂肪酸であるEPA・DHA・α‐リノレン酸は、アトピー性皮膚炎の改善のためには必要不可欠です。
なぜなら、その理由はサラダ油・植物油などに含まれているオメガ6(主にリノール酸)の摂り過ぎが、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす大きな原因のひとつになっているからです。
例えば医学博士の永田良隆氏は『油を断てばアトピーはここまで治る』のなかで「必要以上にとり過ぎた植物油は体内からあふれ出し、皮脂腺を通して皮膚表面に排出されます。そして、これがかゆみ、湿疹の元になります。つまり、植物油はアトピーを二重に悪化させる原因になります」としています。
そして具体的にアレルギー症状を引き起こすのは、「リノール酸」と呼ばれる脂肪酸です。
リノール酸は体内でγ‐リノール酸に変わり、さらに「アラキドン酸」と呼ばれる脂肪酸に変化していきます。
この「アラキドン酸」は脳の発達に必要な脂肪酸だとされていますが、その一方でロイコトリエンやプロスタグランジン、トロンボキサンなどのホルモン様物質を生成すると言われています。
そして、これらのホルモン様物質は体内で炎症を引き起こすため、かゆみやアレルギー症状の原因だとされているのです。
そのため、アトピー性皮膚炎のかゆみの症状を抑えるには、アラキドン酸に変化するリノール酸が多く含まれているサラダ油や加工食品などを日頃の食事から減らしていくこと必要になってきます。
オメガ3脂肪酸(EPA・DHA・α‐リノレン酸)を効果的に摂るには?
一方、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA・α‐リノレン酸)のうち、特にEPAは炎症やアレルギーの原因となるプロスタグランジンやロイトコリエンといった物質を抑制するため、炎症やアレルギーの症状を改善する効果もあるとされています。
そのため、このEPAの働きは、皮膚のかゆみを引き起こすアトピー性皮膚炎の症状改善に有効だと考えられます。
またDHAはやわらかくみずみずしい細胞膜の形成に必要になるため、皮膚の健康維持のために積極的に摂らなければなりません。
ちなみにこのEPAをはじめとしたオメガ3脂肪酸は主にいわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれていますが、1日に最低必要量の1000mgを食事から摂るのは難しいと考えられます。
したがって、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA・α‐リノレン酸)を効果的に摂るにはサプリメントを利用することがオススメです。
オメガ3(EPA・DHA・α‐リノレン酸)サプリメントのオススメは?
では、アトピー性皮膚炎を改善するためにはどのようなEPA・DHAサプリメントが良いのでしょうか?
まず考えられるのは、EPAが多く含まれているサプリメントです。オメガ3脂肪酸のサプリメントはDHAのほうがたくさん含まれているものが多いのですが、アトピーの炎症をやわらげるためには、【さらさら青魚】 など、EPAがたくさん含まれているものがオススメです。
また、価格が手ごろで高品質なうえ、手軽に摂れるオメガ3サプリメントを探し求めている方には、【DHA&EPA+サチャインチ】 がおすすめです。さらに高品質で安心安全のものをお探しの方には、AOZAがイチオシです。
そのほか、サプリメントから摂るのが嫌だという場合は、亜麻仁油やえごま油が、オメガ3脂肪酸の補給を助けてくれます。
亜麻仁油やえごま油に多く含まれているα‐リノレン酸は、約1~2割が体内でEPAとDHAに換わるとされています。