アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

グア―豆酵素分解物の腸内環境を良くしてアトピーを改善する効果

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はグア―豆酵素分解物の腸内環境を良くしてアトピー性皮膚炎を改善する効果について書いていきたいと思います。

 

グァー豆(グアーガム)酵素分解物」という名前はあまり聞き慣れないかもしれませんが、「グアー豆酵素分解物」とは、「グァーガム」と呼ばれている水溶性の食物繊維を、酵素で分解して精製されたものです。

 

 「グァーガム」は増粘多糖類として加工食品には重要な素材で、食品の粘りを増加させる増粘に広く利用されています。

 

(略)

 

 このグァーガムは一九八〇年代から脂質・糖質代謝、便秘改善、体内有害物質蓄積抑制などの生理効果が報告されてきました。しかし強すぎるネバネバがネックとなり、これまで食品への利用は大きく制限されていました。

 そこで酵素分解することによって粘性を下げ、粉末状にして手軽に摂取できるように開発されたのが「グァー豆酵素分解物」なのです。(内藤裕二『人生を変える賢い腸のつくり方』p218

 

水溶性の食物繊維には、腸内細菌のエサになることで腸内細菌のバランスを整えたり、糖の吸収をゆるやかにしたりする性質があるとされているのですが、アトピー性皮膚炎の場合は、腸内環境を改善していくことが必須だと考えられます。

そのため、「グァー豆酵素分解物」によって腸内環境が良くなれば、アトピーの改善につながっていくことは十分考えられます。

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また、この「グァー豆酵素分解物」を摂取することで便秘や下痢の症状の改善も期待できるといいます。(参考 内藤裕二『人生を変える賢い腸のつくり方』)。

しかもこの「グァー豆(グアーガム)酵素分解物」は、医学博士の内藤裕二氏によれば、他の水溶性の食物繊維よりも、「発酵性が高く短鎖脂肪酸の産生量が多い」といいます。

 

ちなみに「短鎖脂肪酸」とは、主に腸内細菌によって作られるものですが、この短鎖脂肪酸にはアレルギーや炎症を抑制する効果もあるといわれています。

 

「短鎖脂肪酸」については以下の記事を参照してください。

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さらに内藤氏は『人生を変える賢い腸のつくり方 ココロまで整える腸内フローラ活性術』のなかで、

 

「腸内環境に良い食生活をする」→「良い腸内細菌が増殖する」→「発酵によってカラダに良い物質が産生される」→「腸内が弱酸性に傾いていく」→「悪い腸内細菌の増殖が抑えられる」→「腸が元気になってカラダが元気になる」

 

といったサイクルを実現するためには、水溶性食物繊維をたくさん摂ることによって腸内細菌が短鎖脂肪酸を作り出すことが必要だと指摘しており、特にこの「グァー豆酵素分解物」の効能に期待しています。

 

 グァー豆酵素分解物の顆粒六gで水溶性食物繊維を五g摂取できます。普段の食事にプラスアルファ五gの水溶性食物繊維を習慣にすることで腸内環境を活性化して、カラダと心の健康を実感できることでしょう。(内藤裕二『人生を変える賢い腸のつくり方』より

 

『人生を変える賢い腸のつくり方』

毎日大さじ一杯のグア―豆酵素分解物がアトピー改善につながる

以上、ここまでグア―豆酵素分解物のアトピー性皮膚炎を改善する効果について述べてきました。

 

この「グア―豆(グアーガム)酵素分解物」を摂ればアトピーが治るわけではありませんが、日頃の食生活において、みそ汁やコーヒーなど普段の飲みものに大さじ一杯のグァー豆酵素分解物をプラスしてみることは、アトピーを治していくための有効な手段だといえそうです。

 

なぜならグア―豆酵素分解物を摂ることは、腸内環境や腸内細菌の集まりである腸内フローラを改善していくことにつながると考えられるからです。

また、水溶性の食物繊維には、糖の吸収をゆるやかにする働きがあるとされるため、甘い物が大好きな方や、糖質制限を行っている方にも、グァー豆酵素分解物をプラスしてみることはオススメです。

 

グア―豆酵素分解物「サンファイバーAI」

こちらは日頃の食事に手軽に加えることができるグア―豆酵素分解物「サンファイバーAI」。

グア―豆酵素分解物「サンファイバーAI」

 

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肩こりならぬ「首こり」とアトピーとの関係とは?

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べています。

 

今回は、肩こりならぬ「首こり」とアトピーとの関係について書いていきたいと思います。

 

「首こり」がアトピーの直接の原因になっているかどうかは分かりませんが、日頃の生活のなかで「肩こり」とは違う「首こり」に気をつけ、首に余計な負担をかけないようにすることは、どこかでアトピーの改善につながっていくように思えます。

 

このように述べる理由は、慢性的な首こりは、「うつ」の原因になるなど、心の問題とも関係してくるからです。

 

今の時代はタブレットスマートフォンといった携帯端末の普及や、オフィス内でパソコンを長時間使用する労働環境などによって、画面を見るために、うつむいてしまっている時間が長くなっている方は多いと思います。

しかしうつむいた姿勢を長く続けてしまうと、猫背になるだけではなく、肩こりや首こりが起こり、やがてうつの症状につながるなど、心の領域にも悪影響を与えてしまうと思われます。

 

私自身は、アトピー性皮膚炎の発症は、食べ物に含まれるアレルゲンや化学物質などだけではなく、「心」の問題も関係していると考えているため、アトピーを改善していくためには、心へのストレスを減らしていくことも重要だと感じています。

 

肩こりではない「首コリ」とは?

では「首こり」はなぜ起こってくるのでしょうか?

 このことに関しては、整形外科クリニックの院長をしている三井弘氏の『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』(SB新書)のなかで書かれていることが参考になりますので、引用してみます。

 

 休んでよくなるようなら、筋肉の緊張からくる「肩こり」と考えて差し支えはありません。

 ところが、首の問題から「こり」が生じている場合は、何をやっても症状がよくならず、しつこいこりに悩まされます。休んでも取れない「しつこい肩こり」は、「首こり」からきていると考えたほうがよいのです。

 「首こり」の場合、その主たる原因は、頸椎の変形で神経根が圧迫されたり、刺激されたりすることです。それによって「肩こり」を引き起こしているということですから、筋肉の緊張や疲労とは根本的に原因が異なります。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p58

 

 

  首が健康だからこそ、私たちはつつがなく日常生活を送ることができているのです。

 しかし、そのことを意識することはほとんどありません。首がスムーズに動くことは、意識するまでもない〝当たり前〟のことだからです。

 そのため必要以上に負担をかけてしまっても、よほどの症状が出ない限り、大概の人は首が傷んでいることに気づかないのです。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p23

 

  うつは一般的に脳が関係しているとされていますが、その発症に、長時間にわたる首の酷使が関わっているケースもあるということです。

 なかでも何時間もパソコンやゲームをやり続け、同じ姿勢を取り続けている状態が長く続くような状況は、首に多大なダメージを与えます。それによって頸椎から自律神経の不調が起こり、「自律神経失調症→うつ」という経過を生じさせかねません。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p54

 

 通常、自律神経失調症やうつはストレス性疾患として扱われることが多く、神経内科心療内科、精神科などにかかることが多いと思います。

 そこで薬を処方されて服用するというのが治療の主流ですが、もし薬をいくら飲んでも症状が改善されないという場合は、首に問題があることも考えられます。(

 

三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』

三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』 SB新書

 

「首こり」が自律神経のバランスの乱れを引き起こす

このように、「大変慎み深く、我慢強い部位」である「首」が酷使されていることが、自律神経のバランスの乱れにつながり、結果的に「うつ」や「アトピー」の症状と関係してくるのかもしれないのです。

 

自律神経の交感神経と副交感神経のバランスの乱れは、アトピーの原因のひとつだとされています。

したがって、日頃から「首」を大切にするような生活習慣を心がけることで、自律神経のバランスを整えるようにすることが、アトピーの改善につながっていくことは十分考えられるのです。

 

しかし首の疲れを取ろうとして、自分で首を変な方向に動かしてしまうと、逆に首を痛めてしまうことにもなりかねません。

そのため、この記事では首の疲れをとるための具体的な方法については書きませんが、三井弘氏の『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』のなかで非常に参考になるのは、首の負担を減らすために、普段からあごを20度ぐらい上げることを心がけるという点です。

 

首こりを防ぐにはあごを20度ぐらい上げることが大切

正しい姿勢というと、あごを引くことをイメージしがちですが、三井氏は、「あごを20度ぐらい上げた状態」が首にとっての良い姿勢だというのです。

 

 あごを引くと、頸椎は真っ直ぐな状態となり、重い頭を支えるためのカーブがなくなってしまいます。つまり、首が軽く前に突き出て、頭部が後方に位置するというバランスが取れなくなってしまうのです。

 それによって頭全体の重さを受け止めて支えることができなくなり、首には余計な負担がかかってしまうことになります。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p109)

 

 首を守るためには、頸椎のカーブを保てる姿勢であることが必要です。そのために最もよいのは、あごを20度ぐらい上げた状態です。要は、あごを少し上にツンと上げた姿勢です。これが首の骨のカーブに沿った「首にとっての正しい姿勢」なのです。(同)

 

 あごを引いてしまうことは、首にも大きな負担をかけるだけではなく、頸椎のカーブの消失によって、その下に続く胸椎や腰椎にも影響を与え、背骨全体の負荷も高めてしまいます。ですから、まずは「少しあごを上げる」を日頃から意識して生活してみてください。

 立つときは、①あごを少し上げ、②胸を張り、③腰は少しそらし気味にして立つ、を心がけましょう。この姿勢を習慣にするだけで首こりの症状は相当改善されます。(三井弘『体の不調は「首こり」から治す、が正しい』p110)

 

 

したがって、テレビを見るときや本を読むとき、パソコンやスマートフォンなどを操作するとき、うつむきがちになるのを避け、意識的にあごを少しあげるようにしてみると、首への負担を減らせると思います。

また、テレビの位置を少し高くしたり、スマートフォンや本などを腕を動かすことで目線の方にもってきたりすることも、首への余計な負担を減らすために必要な習慣であると感じます。

 

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アトピーの炎症とは体にとって必要だから起こっていること

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べています。

 

前回はアトピーの炎症を抑えるには生活習慣を変えていくことが大切だということについて書きましたが、今回はアトピーの炎症とは体にとって必要だから起こっている、ということについて述べてみたいと思います。

 

アトピーによる顔や肌の赤みがなかなか引かず、気になって仕方がないという方は多いと思います。

また、皮膚科医に言われたとおり、いくらステロイド剤や保湿剤を塗ってもアトピーが治らない、顔や肌の赤みが消えない、と悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのかもしれません。

それに加えて、アトピーの湿疹に悩んでいる方で、自分のアトピーはこのままずっと治らないのではないか、と絶望的な気持ちになっている方もいらっしゃると思います。

 

なかなか皮膚の赤み・炎症の問題は解決しない

 

しかしだからといって、皮膚の炎症を抑えたり、赤みをなくそうとしたりして、ステロイド剤を塗り続けても、なかなか皮膚の赤み・炎症の問題は解決しないように思います。

 

なぜそのように述べるのかといえば、炎症とはからだにとって必要なために起こっていることだからです。

 

近年は、加工食品の多くに何種類もの食品添加物が使われていますし、洗剤、スキンケア用品、消臭剤などにも、からだにとっては不自然な化学物質が経皮毒として、たくさん入りこんでいます。

また、大気汚染や環境汚染などの問題もあります。

要するに体のなかに様々な毒素や不要物が溜まってしまっており、その毒素をからだが排出しきれないことが、からだの内側からアトピーが起こってくる原因のひとつだと考えられるのです。

 

つまり、アトピーの炎症とは、からだに毒素や異物が入りこんでしまっているという、からだからのメッセージでもある、と考えられるのです。

 

したがって、からだの内側から起こっているアトピーの炎症を抑えていくためには、外側からのスキンケアやステロイド剤を塗って安心するだけではなく、日頃の生活習慣を出来る範囲で自ら変えていくというアプローチが重要になってくると、私自身は感じています。

 

また、この炎症が起こりにくくなるように生活習慣を変えていくということは、ステロイド剤を使用していた場合、そのステロイド剤をだんだん弱いものに代えていくということでもあります。

 

生活習慣を変える事については前回の記事で詳しく書きましたが、規則正しい生活を送る、ストレスを減らす、運動不足を解消する、食べ物に気をつける、デトックス(毒出し)を行うなど、炎症が起こりにくくなるカラダ作りのためにできることはたくさんあります。

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自分がアトピーになったことは、決して悪いことではなく、そのことには意味がある

 

おそらく、自分がアトピーになったことは、決して悪いことではなく、そのことには意味があるのです。

そして、アトピーのつらさを、自分のからだを気づかうようにし、生活習慣を変えていくためのきっかけにすることもできるのです。

 

ちなみに以下の記事には、アトピー性皮膚炎を治していくために必要不可欠なことをまとめてありますので、よろしければ参考にしてみてください。

 

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アトピーの炎症を抑えるには生活習慣を変えていくことが大切

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はアトピーの炎症を抑えるには生活習慣を変えていくことが大切だということについて書いていきたいと思います。

 

アトピーによる顔や肌の赤みや、かゆみが気になって仕方がないという方は多いと思います。

 

アトピーによって皮膚が赤くなったり、かゆくなったりすることは、本当につらいものです。私自身も、顔やからだに赤みがひろがったことで、精神的につらい日々を送った経験があります。

 

では、その肌の赤みはなぜ起こるのでしょうか?

分かりやすくいえば、皮膚が赤くなるのは、からだのなかで「炎症」が起こっているからなのであり、このことは、何らかの異物に対して、からだの免疫機能が反応しているということでもあるのです。

 

アトピーの原因には、食べ物のなかのアレルゲンや化学物質、ダニやホコリなど、様々なものが挙げられますが、そういったものに対して、免疫が反応してしまうわけなのです。

 

つまり、アトピーはアレルギーの一種だとされていますが、広い意味では、炎症という症状が起こっていることが、アトピーの大きな原因なのだと思われます。

 

アトピー性皮膚炎の炎症を抑えていくために必要なことは?

そのため、アトピー性皮膚炎における炎症を少しでも抑えていくためには、食事などの生活習慣を変えることによって、炎症の原因となるものを遠ざける必要があると思われます。

ちなみにアトピーの治療に用いられるステロイド剤は、一時的に免疫を抑制することで、炎症を抑えるとされていますので、対症療法としては有効かもしれませんが、炎症が起こる原因をどうにかしない限り、アトピー性皮膚炎の根本的な治癒にはいたらないように思います。

 

この記事でステロイド剤を使用することを否定するわけではないのですが、本当の意味でからだで起こっている炎症を軽減していくためには、ステロイド剤を皮膚の患部に塗るだけではなく、自分自身で日頃の生活習慣を変えていくしかないように思います。

 

医者に言われたとおり、いくらステロイド剤や保湿剤を塗ってもアトピーが治らない、顔や肌の赤みが消えない、と悩んでいる方はたくさんいらっしゃるのかもしれません。

また、自分のアトピーはこのままずっと治らないのではないか、と不安になっている方も多いのかもしれません。

 

生活習慣を変えていくことでアトピーの炎症を抑える

生活習慣を変えていくことでアトピーの炎症を抑える

しかし、よく言われることですが、アトピー性皮膚炎になる人が急増したのは、ここ数十年の間だといわれており、まだ都市化・工業化が進んでいなかった頃には、アトピーになる人はあまりいなかったとされているのです。

 

ところが、近年は、加工食品の多くに何種類もの食品添加物が使われていますし、洗剤、スキンケア用品、消臭剤などにも、からだにとっては不自然な化学物質が経皮毒として、たくさん入りこんでいます。

 

要するに体のなかに毒素が溜まってしまっており、その毒素をからだが排出しきれないことが、からだの内側からアトピーが起こってくる原因のひとつだと考えられるのです。

 

ですが、からだに不要物が溜まってしまっているからといって、自分のこれまでの生活習慣を責める必要はありません。なぜならアトピーは個人の責任というよりも、アトピーになりやすい環境になってしまっている現代社会のほうに問題があると思われるからです。

 

したがって、からだの内側から起こっている炎症を抑えていくためには、外側からのスキンケアだけではなく、日頃の生活習慣を自らの意志で変えていくというアプローチが重要になってくると、私自身は感じます。

 

今までの生活習慣をいきなりガラリと変えるというのは、簡単なことではないかもしれません。しかしアトピーの炎症を少しでもやわらげていくためには、やはり自分でこれまでの生活習慣を振り返り、出来る範囲でアトピーの原因になっているものを遠ざけてみる必要があるのではないでしょうか。

 

また、この炎症が起こりにくくなるように生活習慣を変えていくということは、アトピーの治療のためにステロイド剤を使用していた場合、そのステロイド剤をだんだん弱いものに代えていくということでもあるのです。

 

炎症は繰り返すが生活習慣を正せばいつか治まる

炎症は繰り返すが生活習慣を正せばいつか治まる

 もちろん、生活習慣を変えたからといって、すぐに炎症が抑えられるわけではありません。

 

なぜなら、炎症はからだにとって必要なために起こっているからです。

したがって、炎症が抑えられていくタイミングはからだのほうが決めるのであり、自分自身ではいつ皮膚から赤みが消えるかは分からないのです。

また、炎症が引いたと思えた日があったとしても、次の日にはまたぶり返すこともありますので、皮膚の炎症のことで一喜一憂することは多々あります。

 

ですが、炎症が起こらないように気をつける生活習慣を数か月、半年、一年と続けていけば、次第に皮膚の炎症も治まってきます。

 

炎症を抑えてアトピー性皮膚炎を治していく

 

ちなみに以下の記事には、アトピー性皮膚炎を治していくために必要不可欠なことをまとめてありますので、よろしければ参考にしてみてください。

 

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以上、ここまで、アトピーの炎症を抑えるには生活習慣を変えていくことが大切だということについて述べてきましたが、日頃からストレスを減らす、食事に気をつける、適度に運動を行うなど、根気強く、炎症が起きないような生活習慣を続けていれば、アトピーは必ず良くなっていきます。

 

炎症とは何か?

ちなみに、医療分野において「炎症」が問題視されるようになってきたのは、ごく最近のようです。

この「炎症」について、金子義保氏は『炎症は万病の元』のなかで以下のように説明していますので、少し難しいですが、「炎症」とは何か、ということに関心がある方は、よろしければ読んでみてください。

炎症は万病の元

 

 炎症には急性炎症と慢性炎症とがあります。急性炎症は、病原物質を排除して組織を元の状態に回復させる復旧型防御システムです。慢性炎症は組織の改変に伴うもので、適応型防御システムと考えられています。うまく適応できなければ組織や臓器の機能が失われ、生物固体はこの世から退場させられることになります。(金子義保『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』p62

 

 最近の医学は、環境中の「免疫かく乱物質」が私たちの体内に軽い「慢性炎症」を引き起こし、生活習慣病を作り出している、ということを明らかにしています。この慢性炎症は、くすぶり型の軽い炎症で、動脈硬化、肥満、糖尿病などの原因となる「代謝炎症」あるいは「自然炎症」、がんやうつ病を引き起こす炎症、老化に伴って進行する「加齢炎症」などを包括する新しい概念です。(金子義保『炎症は万病の元 生活習慣病の真実、医療の現実』p2

 

 

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アトピスマイルは秋冬の皮膚の乾燥にオススメ♪

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はアトピスマイルが秋冬の皮膚の乾燥にオススメだということについて述べていきたいと思います。

 

以前の記事「アトピー肌の栄養にアトピスマイルが効果的なわけ」で書きましたが、香川県にある勇心酒造という会社が販売しており、『アトピーに朗報!』という本でも取り上げられた<皮膚水分保持機能改善クリーム>の「アトピスマイル」は、非常に低刺激であるため、保湿のために乾燥している肌に塗るクリームとしてオススメです。

 

アトピスマイルは秋冬の皮膚の乾燥にオススメ

 

アトピーの方や乾燥肌の方は、特に秋から冬にかけて、皮膚の乾燥がひどくなってくると思いますが、お風呂上りなどに、すぐに保湿のために、アトピスマイルを塗ると、とっても肌に良い感じです。

 

肌の乾燥にお悩みの方はぜひ一度お試しを。

 

 

 

 アトピスマイルについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

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『アトピーなんか飛んで行け!』はアトピーを食事で改善してくために読んでおきたい一冊

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はアトピーを食事で改善してくために読んでおきたい一冊として、『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』を紹介したいと思います。

 

アトピー性皮膚炎は、アレルギーの一種だとされることが多いため、アトピー性皮膚炎を治していくためには、「アレルゲン」を特定することが大事だとされることが多いですが、「アトピーなんか飛んで行け!の会」が出版している『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』では、アトピー性皮膚炎には食べ物が関与しているのは確かであるが、アトピーの症状とは「食物アレルギー」とは限らないと考えているようです。

 

アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル

 

では、「アトピー性皮膚炎に食べ物が関与していて、それが「食物アレルギー」とは別のものだとすると、それは一体どういう反応」なのでしょうか?

 

アトピーなんか飛んで行け!の会」では、その答えとして、現代人の食生活のアンバランスに着目しています。

 

たとえば「現代人は食生活のバランスを大きく崩しており、特に三大栄養素のうちタンパク質、脂肪の摂り過ぎは顕著です」と述べられており、そのような特定の栄養素の摂り過ぎが湿疹として皮膚にあらわれる考え方を「オーバーフローモデル」と名づけています。

 

 人間も植物と同様、栄養素を摂り過ぎた時に皮膚になんらかの形で溢れ出し、障害を起こしたとしても不思議ではありません。

 このようなことを考えつつ、我が子たちや他の患者さんたちの症状を観察した末に私がたどり着いた考えは、アトピーの症状は特定の食べ物のアレルギー反応によって起きるのではなく、ある栄養素を摂り過ぎた時に湿疹として溢れるのではないかということでした。そしてこの考え方を「オーバーフローモデル」と名づけました。(アトピーなんか飛んで行け!の会『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』p14

 

 アトピーは特別な体質の人がなるのではなく、他のいろいろな不快な症状と同様、過剰な栄養素を排出するための症状の一つに過ぎないのでしょう。過剰な栄養素の害が、どこにどんな形で症状として現れるかは、人それぞれなのだと思います。(アトピーなんか飛んで行け!の会『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』p26

 

そして、タンパク質、脂質、糖質の過剰が、なぜ湿疹を引き起こすのかについて、『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』のなかで詳しく説明がなされています。

このあたりのことについては、実際に本書を読んでいただきたいと思いますが、アトピー性皮膚炎の発症理由は、人それぞれ違うと考えられるため、三大栄養素のなかのどれかを摂り過ぎてしまっていることが、湿疹を引き起こすことと関係しているという視点については、非常に共感がもてます。

 

また、このアトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』では、ステロイドの基礎知識やスキンケアの方法など、食事以外のことについても書かれており、うまくまとまっていますので、アトピー性皮膚炎に悩まされている方や、アトピーのお子様をもつ親御さんは、ご自宅に一冊置いておいても損はないと思います。

 

 アトピーの症状が落ち着いてくると「これで今までの窮屈な食生活から解放され、また何でも食べられるぞ!」と思うかもしれません。でもちょっと待ってください。

 これまでアトピーは過剰な栄養素を摂取した時の当たり前の生理現象であると説明してきました。それならば、アトピーになっていた時と同じ食事に戻せば、またアトピーに逆戻りするのではないでしょうか。それ故当会ではアトピーが治った」と言わず、あえて「アトピーが飛んで行った」と表現します。(アトピーなんか飛んで行け!の会『アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル』p62

 

 

アトピーなんか飛んで行け! アトピー克服実践マニュアル

 

もし「アトピーなんか飛んで行け!の会」の日頃の食事における「オーバーフローモデル」という考え方に関心を持たれたのであれば、以下のサイトを訪問してみてください。

 

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『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』 傳田光洋 著

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』(傳田光洋 著)をアトピー性皮膚炎を考えるうえで有益な一冊として紹介してみたいと思います。

 

傳田光洋氏の『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』を読むと、皮膚と心はつながっているということが分かってきます。特にアトピー性皮膚炎の発症に関しては、心理的ストレスなどが深く関係していると思われますので、心は皮膚にもあるということを知るのは重要だと思われます。

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

傳田光洋『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』 朝日出版社

 

本書『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』は、皮膚と心のつながりを考える上で非常に興味深いのですが、この記事では、本書で述べられている皮膚と心とアトピー性皮膚炎との関わりについてささやかながら紹介してみたいと思います。

 

著者である傳田光洋氏は、自分自身を「皮膚科医」ではなく「皮膚の生物学者」であるとしており、本書ではアトピー性皮膚炎を治すための方法が具体的に書かれているわけではありません。しかし「アトピー性皮膚炎という、今や多くの人々が悩まされている疾患についても、皮膚とこころという軸を設定することで、臨床研究の進展が期待できると考えます」としています。

 

そして、皮膚とこころについて考えることによって、アトピー性皮膚炎を少しでも改善してくために参考になる記述が、本書のなかにも多数見受けられるように個人的に感じます。

また傳田氏自身がアトピー性皮膚炎だということですが、その傳田氏は、アトピーにも深く関係してくる皮膚に起こる「痒み」について以下のように述べています。

 

 痒みという、誰もが経験している皮膚感覚。しかし、未だにそのメカニズムがわからないのです。ただ、ジンマシンの痒みについては解明されていて、これは、真皮のマスト細胞から放出されるヒスタミンという物質が神経を刺激するからです。そのため「痒み止め」には抗ヒスタミン剤と呼ばれる、ヒスタミンが神経にくっつかないようにする薬剤が配合されています。しかし同じ痒みであっても、抗ヒスタミン剤は、アトピー性皮膚炎の痒みにはほとんど効果がないのです。これは、私自身の体験に照らして明言できます。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p73

 

 また「痒みには神経も必要ですが、表皮も必要」だとしたうえで、以下のように述べています。

 

 表皮の感覚の最前線が表皮細胞(ケラチノサイト)であることは、ほぼ間違いありません。ですから外的な因子で痒みが起きる場合、たとえば羊毛製品の刺激、乾燥刺激、温度刺激、化学的刺激(粗悪な化粧品などを使用した場合がその一例)などの感知は、ケラチノサイトによってなされていると考えられます。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p83

 

 ケラチノサイトには、圧力、温度、化学刺激のセンサー分子、つまり刺激を電気信号に変換させるタンパク質があります。これらのセンサーが反応すると、しばしばケラチノサイトの興奮、すなわち電気状態の変化が起きます。この変化は表皮の中に入りこんでいる末梢神経を刺激するはずです。また興奮したケラチノサイトは様々な情報伝達物質を放出します。それらの中には痒みや痛みの原因と見なされているものもあります。これもまた神経を刺激したり、真皮でヒスタミンを放出するマスト細胞を刺激したりして、痒み、場合によっては炎症を起こすのです。(

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

表皮をつくっている細胞「ケラチノサイト」

ちなみに「ケラチノサイト」とは、皮膚の「表皮」を構成している細胞のことです。この「ケラチノサイト」は「免疫システムの最前線」であり、「皮膚の表皮が傷ついたとき、SOSを発信する」のだそうです。

 

 表皮は絶えず新しくなりながら、それでいて形やバリア機能などは変わらない。外から傷つけられても、すぐに自動的に戻る。この自律性に電場が重要な役割を果たしているようです。自分の形をモニターし、維持するための電気的環境を自分で作っているのが表皮です。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p60

 

つまり、わたしたちの皮膚を構成している「表皮」は、わたしたちが脳でどう思うかに関係なく、自分たちで勝手にバリア機能を守るために活動しているようなのです。ちなみに傳田氏は本書のなかで、ケラチノサイトによって作られている「表皮は「感じる」だけではなく「考えて」いるのかもしれません」と述べています。

 

 表皮細胞であるケラチノサイト、一つ一つがセンサーであり、かつ刺激の原因でもある。さらに表皮がイオン濃度によって支配されている電気システムである。こうした認識から出発すれば、痒みや乾燥肌の謎が解け、有効な対策も見出されるはずだと思うのです。(傳田光洋『第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界』p86

 

第三の脳 皮膚から考える命、こころ、世界

 

皮膚の状態が悪いと心の状態は悪化しますし、心理ストレスなどを受けると、アトピーが悪化するという経験は、アトピー性皮膚炎に悩まされている方は、何度も経験したことがあると思います(私自身もそうです)。

そのあたりの理由について考えたい方は、脳だけではなく、皮膚にも心が宿っているとする傳田光洋氏の『第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界』を、内容は少し難しいかもしれませんが、ぜひ読んでみていただきたいと思います。

また「表皮は電気システムである」としている辺りは、からだに溜まる静電気の問題や、電化製品が発している電磁波による皮膚・アトピー性皮膚炎への影響を考える上でも興味深いです。

 

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