アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

すりえごまがアトピー性皮膚炎の改善に役立つ理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はすりえごまがアトピー性皮膚炎の改善に役立つ理由について述べていきたいと思います。

 

アトピー性皮膚炎を治していくためには、油の摂り方が大切になってきます。

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油の摂り方については↑の記事を参照していただきたいと思いますが、その油の摂り方のポイントとして大切なのは、サラダ油に多く含まれているリノール酸を減らし、反対に青魚などに多く含まれているオメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)を増やすことです。

オメガ3脂肪酸には、アレルギーを抑制したり(EPA)、からだの炎症を抑えたりする(DHA)働きがあります。そのため、アトピーの症状を抑えるための様々な良い働きをしてくれます。

しかし、青魚に多く含まれているオメガ3脂肪酸は、普段の食事の中で十分な量を摂りにくいという側面があるため、DHA・EPAサプリメント亜麻仁油・えごま油などを利用することが、慢性的なオメガ3脂肪酸の不足を補うためには有効なのです。

そして、それら以外にも、「すりえごま」という食品からオメガ3脂肪酸を摂ることが可能なのです。

すりえごま

えごまにはα-リノレン酸が多く含まれていますが、このα‐リノレン酸は、体内で1~2割がDHAEPAに変換されます。

そのため、「すりえごま」だけで十分な量のオメガ3脂肪酸を摂れるわけではありませんが、それでも深刻なオメガ3脂肪酸の不足を解消するのには非常に役立ってくれます。

しかも「すりえごま」には、「えごま」をそのまま食べるよりも消化に良いというメリットがあります。

肝心のお味のほうも、それほどクセがないため、亜麻仁油やえごま油が苦手だという方でも、サラダや和え物、惣菜などにこのすりえごまをサッと加えて摂ることができます。

ちなみに私自身は、おひたしなどにこのすりえごまを加え、亜麻仁油をかけて食べています。

またえごまにはα‐リノレン酸以外にも、タンパク質や食物繊維、カルシウムやマグネシウムカリウムなどのミネラル類ビタミンB群(B1、B2、ナイアシンパントテン酸)など、皮膚の健康を維持するために大切な栄養素も豊富に含まれています。

したがって、すりえごまを毎日の食生活に採り入れることは、アトピー性皮膚炎の改善に役立つのです。

 

すりえごまは、自然食品を扱うお店や、オンラインショップなどで購入できます。

 

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腸内環境がアトピーの改善に大切な理由-『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は腸内環境がアトピーの改善に大切な理由を、山口創氏の『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』を取り上げながら書いてみたいと思います。

なぜ腸内環境がアトピーを改善していくために大切になってくるのでしょうか?

このことに関して、皮膚の専門家である山口創氏は、『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』のなかで以下のように述べていますので、まず引用してみます。

 

 最近、アトピー性皮膚炎にかかる人が非常に増えています。皮膚の症状であるアトピーにも腸が大きな影響を与えています。(中略)

 ひどいアトピー性皮膚炎の人ほど、腸炎もひどいという結果も出ており、皮膚炎と腸炎は密接に関連しているようです。

 そのメカニズムですが、通常は私たちが食べた食物のたんぱく質は分解されてアミノ酸になってから血液中に入ります。ところが腸に炎症があるとその部分の腸壁のバリア機能が壊れてしまいます。すると、たんぱく質がそのまま腸壁を通過して血液に入ってしまうため、免疫システムはそれを異物だとみなして攻撃をしかけます。このように、自分で自分の身体の一部、あるいは無害なものを攻撃して傷つけるのがアレルギーです。(山口創『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』p103~104

 

 そもそも腸管の炎症はなぜ起きるのでしょうか?

 腸に棲む善玉菌は腸内での悪玉菌による異常発酵や腐敗を防ぐはたらきをしています。しかし、ジャンクフードばかり食べていたり、心理的ストレスが続いたりすると、腸内の悪玉菌が増えすぎてしまいます。すると、腸内では有毒物質が発生します。

 これが腸粘膜を刺激して炎症を起こすのです。特に、動物性たんぱく質によって腐敗が起きやすくなり、それが炎症を促し、そこからアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)として血液中に侵入していくのです。このように、腸内環境の悪化がアトピーの一因になるのです。(山口創『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』p104~105

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腸内環境の悪化による血液の汚れがアトピーを引き起こす

つまり、アトピー性皮膚炎の原因のひとつには、悪玉菌の増加による腸の炎症、さらに(炎症が引き起こす)腸の透過性による血液の汚れがあり、その血液の汚れがアトピーや肌荒れなどの皮膚トラブルを引き起こしていると考えられるのです。

また、腸内の悪玉菌が増えてしまう大きな原因としては、動物性たんぱく質の摂り過ぎや心理的ストレスなどが挙げられます。

しかし、プロバイオティクスやプレバイオティクスといった腸内環境を改善する働きがある食品群を摂ると、皮膚の状態も良くなるという研究結果が、山口氏によって示されています。

 

 日本の研究でも、腸内細菌が産生した毒素が腸で吸収され、血流を介して皮膚に蓄積すると、表皮細胞の分化に異常をもたらし、皮膚のくすみや乾燥を引き起こすことがわかっています。

 そしてプロバイオティクスおよびプレバイオティクス(プロバイオティクスのはたらきを助ける物質)を摂取することで、皮膚の状態がよくなることも確認されています。

 このように、皮膚と腸のそれぞれの健康度、そして脳で感じる心理的ストレスは密接な関係があるのです。(山口創『腸・皮膚・筋肉が心の不調を治す』p101~102

 

このように腸と皮膚は深く関わっているため、乳酸菌食物繊維を日頃の食事のなかで多く摂るようにすることは、アトピー性皮膚炎の改善のために必要不可欠なのです。

 

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アトピー肌の栄養にアトピスマイルが効果的なわけ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回はアトピーの乾燥肌にアトピスマイルが効果的なわけについて書いていきたいと思います。

 

アトピスマイル」は香川県にある勇心酒造という会社が販売しているクリームで、『アトピーに朗報!』という本でも取り上げられていますが、この「アトピスマイル」は、そんなにアトピー性皮膚炎がひどくなかったり、治りかけていたりする場合に、乾燥している肌に塗るクリームとしてオススメです。

また、ステロイド剤は肌に塗りたくないけれど、アトピーによる乾燥肌をどうにかしたいという方にもおすすめできます。

なぜならこの「アトピスマイル」は、保湿剤でも医薬品でもないからです。そして、この「アトピスマイル」の最大の特徴は、お米のちからによって、乾燥肌を改善するという点にあります。

アトピスマイルの有効成分である「ライスパワーNO.11」が、皮膚角質層に本来備わっている水分保持機能を素早く改善し、健康で強い皮膚を保ってくれるのです。

 

アトピスマイルの効果・効能

  • 皮膚水分保持機能の改善
  • 肌あれ・あれ性
  • ひび・あかぎれを防ぐ
  • 皮膚をすこやかに保つ
  • 皮膚にうるおいを与える
  • 皮膚を保護する
  • 皮膚の乾燥を防ぐ

(商品添付の説明書より)

 

アトピスマイルは乾燥肌におすすめ

 

実際、私がこの「アトピスマイル」を乾燥肌の部分に塗ってみたところ、市販の保湿剤を塗るよりもしっとり感が継続している印象でしたし、使い続けることで、皮膚の状態が少しずつ改善されているのも実感できました。

ただ、「アトピスマイル」を塗り続ければ、勝手にアトピーが治るというわけではないので、その点については勘違いしないよう注意が必要です。

アトピーを治していくうえで大切なのは、皮膚科医との相談と正しい治療、それに加えて日頃の食生活と生活習慣の見直しと改善なのです。

 

アトピスマイル

アトピスマイル

アトピスマイル クリーム 公式サイトはこちら

 

アトピーに朗報!』で紹介されたアトピスマイル

ちなみにこのアトピスマイルは、入野和生氏の『アトピーに朗報!』という書籍のなかでも紹介されていますが、勇心酒造の徳永孝氏が、日本古来の食材である米と発酵技術の可能性に着目して開発したものです。

 

 新素材ライスパワーエキスNo.11の最大の特徴は、皮膚そのものに働きかけて水分保持能(皮膚バリア機能の高い角質層を作らせる機能)を改善、しかも皮膚の角質層内にあって水分保持をつかさどる成分である「セラミド」を増やすことだった。

 これまでの保湿剤は皮膚角質層の表面に膜を付着させるもので、保湿剤がなくなると効果も消えていたが、ライスパワーNo.11は皮膚そのものを健康にしてしまう。(入野和生『アトピーに朗報!』p33

 

 徳島大学の臨床実験では、アトピー患者にライスパワーエキスNo.11を配合したクリームを塗布したが、約九割の患者に、かゆみや皮膚乾燥などの改善が見られた。水分保持能(バリア)を改善することで、細菌やウイルス、ハウスダストなど外部からの皮膚への攻撃に対し効果がある。また、日本人が古来、主食としてきた米を原料としており、用いる微生物も全て発酵食品に利用されたものであるため、安全性も高いことは歴史的に証明されているという。(入野和生『アトピーに朗報!』p34

 

アトピーに朗報!

 

入野和生氏の『アトピーに朗報!』にはこのような記述がありますが、いろいろな保湿剤を試してみても、いまいち乾燥肌が改善されないという方は、ぜひ一度、「アトピスマイル」を試してみてください。

 

 

 

玄米リブレフラワーがアトピーに効果的なわけ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「玄米リブレフラワーがアトピーに効果的なわけ」について書いていきたいと思います。

玄米リブレフラワーとは、玄米を独自製法で高温焙煎し、25ミクロンに微粉末化したもののことです。

そして、この玄米リブレフラワーには、毒素を吸着し、体外に排出するという強い解毒作用があるとされています。

アトピー性皮膚炎の原因は様々であり特定はされていませんが、アトピー性皮膚炎の症状とは、うまく排出されずに体内に溜まった毒素(アレルゲン・細菌・環境ホルモンなどを含む)が血液の汚れを通して皮膚に現れた状態だと推察されます。

そのため、玄米リブレフラワーを日頃の食事に採り入れ、毒素が溜まらないよう腸内環境をキレイに保つ(デトックス)ことは、アトピー性皮膚炎の予防と改善につながると考えられます。

そもそも玄米は古来から日本人の主食であり、健康的な生活を支えてきたと言われていますが、その玄米には豊富な栄養素が含まれており、特に玄米の糠(ぬか)には、ビタミンEやビタミンB群、鉄や亜鉛などのミネラル類、食物繊維などが白米よりも多く含まれていることがよく知られています。

また、玄米にはγ(ガンマ)‐オリザノールイノシトールなどの抗酸化物質・有効物質も多く含まれており、健康食として注目を浴びるようになりました。

しかし、玄米に含まれる「アブシジン酸(ABA)」は細胞内のミトコンドリアの毒になるため、玄米を食べる時はこのアブシジン酸を無毒化して食べる必要があると言われています。

もし無毒化しないと細胞内のミトコンドリアの機能が弱まり、その働きが低下してしまうとされているのです。

細胞内のミトコンドリアは人間のありとあらゆる生命活動に必要な「ATP」と呼ばれるエネルギー通貨を必要な分だけ生み出しており、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝にも深く関わってくるため、ミトコンドリアの働きがアブシジン酸によって低下してしまえば、そのぶん体調不良に陥ったり、様々な病気の発症の原因になっしまったりする可能性が否めません。

ところが、アブシジン酸(ABA)のために玄米を食べないようにする必要はなく、このアブシジン酸(ABA)を取り除く方法が三つ存在しています。

それは『「酵素」の謎』の著者である鶴見隆史氏によれば、以下の通りです。

 

  1. 12時間以上の浸水
  2. 遠赤焙煎(ロースト)かフライパンの空炒り
  3. 発酵

(参考 鶴見隆史『「酵素」の謎』)

 

玄米の短所が払拭された玄米リブレフラワー

このように玄米のアブシジン酸の害をなくすには、ひと手間必要になるのですが、遠赤焙煎による玄米リブレフラワーであれば、玄米の難点が見事に解消されているため、優れた栄養食として、玄米を毎日の食生活に簡単に採り入れることが可能なのです。

そのリブレフラワーとは、冒頭での述べましたが、独自製法で高温焙煎し、25ミクロンに微粉末化した玄米のことです。

この玄米リブレフラワーのメリットの効用について、酵素栄養学の第一人者として知られている鶴見隆史氏は以下を挙げています。

 

  • エネルギーの大幅なアップ
  • ファイトケミカル(フェルラ酸他)が多く出現し抗酸化力を強く持つ
  • フリーラジカルスカベンジャー効果を持つ
  • その穀物の持つ薬効効果の増大
  • 栄養素(ミネラル、ビタミン)の活性化(天日干しの効果)
  • 毒素の腸内吸着素としての働き
  • 食べ方の簡便さ
  • 栄養の吸収率の増大
  • ビタミンEとしての作用
  • さまざまな応用の可能
  • 免疫力の増大作用

(鶴見隆史 『現代版 食物養生法』 p229)

 

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玄米リブレフラワーの効用

また、鶴見氏は『現代版 食物養生法』のなかで、玄米リブレフラワーの効用として以下を挙げています。

 

  1. きわめて酸化しにくい
  2. すべての栄養素に破壊がない
  3. デンプンがアルファ化(α化)している
  4. きわめて消化吸収がいい
  5. 強烈な毒素排泄効果
  6. 栄養素(特にミネラル、ビタミン)の活性化
  7. 完全に(一〇〇%)無農薬化している
  8. 食べ方が自由自在
  9. 他の素材と組み合わせるとその欠点が回避される
  10. 低カロリー食品である
  11. ダイオキシン環境ホルモンの排出作用として一役

(鶴見隆史 『現代版 食物養生法』より)

 

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鶴見氏がこのように挙げている玄米リブレフラワーの効用はアトピー性皮膚炎に対しても有効に働くと思われます。

また、特に玄米リブレフラワーは腸内の毒素を排出するデトックス効果が強いとされているため、玄米リブレフラワーを日頃の食生活に採り入れることは腸内環境の改善や腸のお掃除などにつながっていきます。

さらに玄米リブレフラワーは、皮膚の健康維持に必要不可欠なビタミンB群やビタミンE、マグネシウム、鉄、ケイ素などのミネラル、酸化を防ぐファイトケミカル(抗酸化物質)などが豊富なうえ、粉末状であるため栄養吸収率が高いという特徴があります。

しかも玄米リブレフラワーはグルテンフリーであるため、アトピー性皮膚炎だけではなく、アレルギー体質の方にもオススメできます。

実際2週間ほど、私自身この玄米リブレフラワーを試してみましたが、便通が良くなったうえ、皮膚の調子も良くなったように感じました。

アトピー性皮膚炎を良くするために腸内環境改善を行なってみても、なかなかうまくいかないという方は、ぜひ一度、玄米リブレフラワーを試してみてください。

 

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瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由」について書いてみたいと思います。

 

瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由

 

また、記事の後半ではアトピー改善のために最初に始める瞑想として、マインドフルネス瞑想をおすすめしています。

 

 

アトピー性皮膚炎を改善していくためには、細胞内のミトコンドリアを増やして細胞の新陳代謝を良くしていくことが欠かせませんが、瞑想には細胞の新陳代謝を促す働きがあるため、毎日の生活において瞑想の習慣を採り入れることは、アトピー性皮膚炎の改善に効果的です。

 

瞑想の習慣を採り入れることは、アトピー性皮膚炎の改善に効果的

 

では、なぜ瞑想が細胞の新陳代謝を促すのでしょうか?

 

このことに関して、医学博士の西原克成氏は『免疫力を高める生活』のなかで、以下のように述べています。

 

 睡眠中や瞑想中には、大脳新皮質ニューロンミトコンドリアからα波が発生します。これは、ニューロンから発する錐体路神経系のインパルスがオフになり、ニューロン自身の新陳代謝のためのスイッチがオンになっていることを意味します。

 

 したがって、瞑想にも睡眠と同じような細胞疲労の回復力があるのです。このとき、必ず頭を空っぽにするのがポイントです。

 

 なぜなら、頭のなかであれこれ考えていると、大脳新皮質神経細胞が活発に働いて骨格筋システムが作動してしまいますから。背中の筋肉がこってきて新陳代謝が妨げられるからです。筋肉がこると余分な力が入って血圧も上昇し、脳も内臓も疲労します。

 

 反対に、たとえ眠らなくても、無念無想の瞑想状態になれば、筋肉もこらずにリモデリングされます。

 

 このように、細胞の新陳代謝には、骨休めによる重力の解除と、大脳新皮質の筋肉支配の回路の解除という二重のオフ、すなわち、心身のリラクセーションが必要です。(西原克成『免疫力を高める生活』p128~129

 

 

西原氏は、「瞑想にも睡眠と同じような細胞疲労の回復力がある」とし、「必ず頭を空っぽにするのがポイント」としていますが、実際に頭を空っぽにするようにして瞑想を行なってみると、細胞の新陳代謝が良くなり、何もしないでいる時よりも、アトピーで悪化した皮膚の状態が改善されていきます。

 

また、瞑想を行うと深くリラックスできるようになるため、アトピー性皮膚炎を発症する大きな原因である「ストレス」も軽減され、ストレスによるかゆみなどの症状も軽減されていきます。

 

瞑想でストレス解消、アトピー改善

瞑想はストレスも解消するため、アトピーの改善に効果を発揮する。

 

アトピーを改善するのにオススメのマインドフルネス瞑想

しかし、初めて瞑想を行う場合は、「頭を空っぽにする」というのは簡単ではありません。なぜなら、瞑想を始めても、いつの間にか雑念にとらわれてしまっていることが多いからです。

そのため、「瞑想を始めた途端、みるみるうちにアトピーが治った!」というわけにはいきませんが、毎日、少しずつ瞑想のトレーニングを続けていくことは、アトピー性皮膚炎を治していくために有効だと考えられます。

 

実際、私自身の体験ですが、マインドフルネス瞑想を30分以上続けると、不思議なことにストレスによるかゆみが驚くほど低減されました。

このことに関しては、NHKの体を蝕む「キラーストレス」の特集番組で、マインドフルネス瞑想を行うと、RIPK2という遺伝子の働きが抑制され、ストレスホルモンの「コルチゾールの値」が正常に回復するという研究結果が紹介されていました。

 

したがって、もしアトピーとストレスに悩まされていて、瞑想に関心がある方は、試しに「マインドフルネス瞑想」を始めてみることをおすすめします。

 

マインドフルネスは初めての方にオススメの瞑想

現在の瞬間に気づいていくマインドフルネス瞑想は、すぐにどこででも始められる瞑想です。

また、特定の宗教が関係しているわけではなく、お金も一切かかりません。

そのためマインドフルネス瞑想は、アトピービジネスとは無縁ですので安心してください。

 

さらに、気づきを入れながら瞑想を深めていくことで、常に感覚を対象化していくため、特定の瞑想のように、対象に没入しすぎて自分を見失うという危険性はありません。

 

したがって、マインドフルネス瞑想は瞑想に不安を感じる方でも安心して始めることができます。

しかも、マインドフルネス瞑想を続けることで培った技術は、日常生活のなかの仕事や人間関係に応用できるので、マインドフルネス瞑想を始めてみることは、自分にとってプラスに働きます。

 

マインドフルネス瞑想を始めてみる

 

しかし、マインドフルネス瞑想は、毎日、地道に実践し続けることが何よりも大切になってきますので、2~3日続けただけで止めてしまっては、あまり意味をなさなくなってしまいます。

 

詳しいマインドフルネス瞑想の方法については、「生命力を高める生活」というブログの記事に書いてありますので、参考になさってみてください。

lifepower.hatenablog.com

 

瞑想の新陳代謝を促す効果やストレスを緩和する効果はアトピーの治癒のために有効に働く

以上が、瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由についてですが、瞑想の驚くべき効果は、近頃、テレビや雑誌などで頻繁に取り上げられるようになりました。

 

アトピー性皮膚炎の改善効果については、あまり話題になっていませんが、瞑想の新陳代謝を促す効果やストレスをやわらげる効果は、アトピー性皮膚炎の治癒のために有効に働くと考えられます。

 

また、まだまだマインドフルネス瞑想のアトピー改善効果についての科学的なエビデンスは乏しいかもしれませんが、ストレスを感じるたびに無性にかゆくなるという方は、ストレス対策としてのマインドフルネス瞑想に注目してみても良いと思います。

 

 

なお、この度、アトピーを治すための瞑想のサポートに以下の音源動画を作成しましたので、よろしければご利用ください(注 この動画の音源を聴くだけでアトピーが治るわけではありません)。

 

 

これはリラックス・ストレス解消・アトピー改善のためのマインドフルネス瞑想用音源動画です。

この音源にはソルフェジオ周波数をはじめとして、数種類の波の音や森の音、倍音など様々な音が入っています。

 

マインドフルネス瞑想初心者の方のための、この音源の使い方

まずは澄み渡った青空などをイメージして、頭の中を空にします。

 

次に深い呼吸をし、呼吸や身体の感覚をあるがままに感じながら、身体やこめかみのあたりの力を抜き、リラックスしていきます。

そして、それに慣れてきたら、この音源に含まれているいろいろな音に気づいたり、観察したり、感じたりしてみてください。

 

もし、途中で頭に悩み事や過去のイヤな記憶などが浮かんで来たら、そこで自分を責めたりせず、雑念、雑念、雑念とラベリングすることで雑念をなるべく早く振り払い、再び息や音の観察に戻っていってください。

約30分を目安に瞑想を続けてみると、次第にその効果が感じられるようになります。

 

ちなみに瞑想の効果としては、アトピー性皮膚炎の改善をはじめとして、生命力アップ、免疫力アップ、集中力アップ、洞察力アップ、ストレス解消、疲労回復、美肌効果、うつ症状の軽減、などが挙げられます。

 

ぜひ、この動画を使って、現在の瞬間に気づく「マインドフルネス瞑想」を始めてみてください。

 

lifepower.hatenablog.com

 

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水素水のアトピー性皮膚炎改善効果とおすすめ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「水素水のアトピー性皮膚炎改善効果とおすすめ」について書いてみたいと思います。

 

水素水のアトピー性皮膚炎改善効果

 

水素水を飲み続けたら、アトピーが治ったという声がよく聴こえてきますが、本当でしょうか?

水素水を飲むだけでアトピーが治るとは考えにくいですが、しかし、水素水がアトピーの改善に効果的だと考える根拠はあります。

そのように考える理由は、水素水はアトピーに関係している悪玉の活性酸素を除去し、細胞内ミトコンドリアを活性化するからです。

そもそも「水素水」とは、水素分子(H2)が豊富に溶け込んでいる水のことです。

この「水素水」は免疫力の向上のほか、美容やアンチエイジングにも効果的だとして数年前から話題になっています。

 

ちなみに雑誌などに掲載された水素水はウソだという言説の多くは、水素分子(H2)が溶け込んだ水素水を、原子状水素(H)が溶け込んだ活性水素水電解還元水)と混同している場合が多いとされています。

では、なぜ水素水がアトピー性皮膚炎の改善をはじめ、健康や美容に効果的なのかといえば、水素水には老化の原因である「活性酸素」を除去する働きがあるからです。

 

水素水は活性酸素を除去する

ちなみに活性酸素は、ミトコンドリアが「ATP」と呼ばれるエネルギー通貨を生み出す際に、どうしても生じてしまうものです。

また、酸素が電子を吸収する毎に、「スーパーオキシドラジカル」、「過酸化水素」、そして格段に酸化力が強いとされる「ヒドロキシルラジカル」と、だんだん過激な活性酸素になっていき、細胞内の遺伝子を傷つけてしまいます。

しかし活性酸素は「善玉」と呼ばれるような、免疫力を維持するために役立つものも存在しています。

 

ところが、「ヒドロキシルラジカル」に関しては、「スーパーオキシドラジカル」の100倍もの酸化力を持つとも言われ、「悪玉」の活性酸素として、遺伝子や細胞膜を傷つける主な原因になっています。

しかし水素分子(H2)は、細胞内の必要な場所に素早く到達して、悪玉活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」を選択的に除去するという特質があることが、日本医科大学教授の太田成男氏の研究チームによって明らかになったのです。

さらに、水素水の活性酸素を除去する抗酸化力は、ポリフェノールコエンザイムQ10などと比較すると、数百倍も強いとされています。

水素水はミトコンドリアを元気にする

ちなみに太田成男氏は、ミトコンドリアの研究者として知られていますが、悪玉の活性酸素ミトコンドリアの機能を低下させると言われており、水素水はそのミトコンドリアを元気にする働きもあるとされています。

前回の記事で書きましたが細胞の新陳代謝の中心であるミトコンドリアは、アトピー性皮膚炎の治癒の鍵を握っているといっても過言ではありません。

 

つまり、悪玉の活性酸素を除去し、ミトコンドリアを元気にする水素水は、アトピー性皮膚炎の改善に効果を発揮すると考えられるのです。

また太田成男氏は、『ここまでわかった 水素水最新Q&A』のなかで「水素が効果を示す全部の動物実験結果」として、以下のように述べています。

 

炎症の抑制。炎症を抑制する効果は、急性と炎症とを問わず、様々な病気モデルで見られます。救急医療では感染によってショック死を起こす敗血症、または多臓器不全。歯周病でも炎症を起こしており、水素水で抑制されます。自己免疫疾患、老化も慢性の炎症が大きく関わっていることが明らかにされています。症状としては、アレルギー、リウマチ、喘息、アトピーも改善します。

太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p54~55) 

 

 

すなわち、水素水には炎症を抑制する働きがあり、その炎症の抑制効果は、アトピー性皮膚炎を改善することに対しても期待できるそうなのです。

 

しかし、冒頭でも書きましたが、ただ水素水を飲んでいれば、勝手にアトピーが治るとは考えにくいので、水素水の効果に過度の期待をよせるのは避けたほうが良いと思われます。

アトピーを治すための方法はあくまで、有酸素運動などで代謝を高め、毎日の食事でバランスの良い栄養を摂り、寝不足にならないよう十分な睡眠時間を確保することなのです。

初めて試すのにオススメの水素水は?

ちなみにアトピーを少しでも良くするために水素水を試してみたいという方は、浸みわたる水素水がおすすめです。

 

アトピーを少しでも良くするための水素水

 

この「浸みわたる水素水」は株式会社アビストH&Fが、太田成男教授の協力のもとに熊本県菊池の名水を使用して製造した水素水であり、きちんと水素が含まれている非常に信頼できるものです。

 

浸みわたる水素水

 

私も体内の悪玉の活性酸素を減らし、ミトコンドリアの働きを良くして細胞の新陳代謝を活性化するために、1980円のお試しパックで水素水生活を始めてみました。

 

水素水はアトピーを治すためのサポートにオススメ

 

 

以上、水素水のアトピー性皮膚炎改善効果について述べてきましたが、水素水はアトピーを治すためのサポートにオススメなのです。

 

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アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけ」について書いてみたいと思います。

 

アトピー性皮膚炎を改善していくためには、細胞内のミトコンドリアを増やして細胞の新陳代謝を良くしていくことが大切です。

 

では、その細胞の新陳代謝とは、そもそも何でしょうか?

この新陳代謝(リモデリング)について詳しく簡潔に述べているのは、医学博士の西原克成氏です。

 

 ヒトの成体は、約六〇兆個の細胞で成り立っています。

 かなり大ざっぱな言い方をすると、この六〇兆個の細胞が、それぞれ定められた速度で成長し、寿命がくると細胞分裂という形で二つに分かれ、一日に約一兆個の割合でつくり換えられています。

 脳の神経細胞のように多数の枝を出したりする、極めて複雑な形をしている細胞は、それぞれのパーツが建物全体を修理していくようにリモデリングされます。

 ということは、ほぼ六〇日で私たちの全身の細胞が新たに再生されていることになります。(より正確に言うと、臓器によって細胞の生まれ変わる周期が多少違い、骨は最長で九〇日間だと言われています)。

 新陳代謝とは、まさにこの細胞のリニューアル、生まれ変わりのことです。

 細胞がリニューアルするためには、栄養と酸素が欠かせません。

 

西原克成『免疫力を高める生活』p177

 

西原氏は、『免疫力を高める生活』のなかで、新陳代謝とは「細胞のリニューアル、生まれ変わりのこと」だとし、「細胞がリニューアルするためには、栄養と酸素が欠かせません」と述べています。

 

ちなみに、細胞の新陳代謝に欠かせない栄養素とは、代謝酵素を助ける働きをするビタミンミネラルです。

一方、酸素はミトコンドリアATPと呼ばれるエネルギー通貨を生み出すために必要不可欠なのです。

 

 

ミトコンドリアとは?

ではそのミトコンドリアとは一体何でしょうか?

 

ミトコンドリアは私たちの細胞に200個から1000個程度存在していると言われています。人間の細胞の数を60兆個だとすると、私たちの体には1京以上の数のミトコンドリアが存在していることになります。

そのミトコンドリアは、太古の昔、原始生命体に好気性細菌がもぐりこむことによって誕生したといわれています。

 

そして、これまで生物には使われなかった酸素を利用することで、私たち多細胞生物は何倍ものエネルギーを得ることが出来るようになり、多彩な活動を行なえるようになったのです。

アトピー改善にはミトコンドリアが大切

 

アトピー改善にはミトコンドリアによる新陳代謝が大切な理由

では、ミトコンドリアはどのように新陳代謝に関わっているのでしょうか?

西原克成氏はミトコンドリアの働きとして、以下を挙げています。

 

一、ミトコンドリアは、各細胞のなかで半ば自立的に分裂・増殖を続けている。

二、食物として取り入れた糖や脂肪などの栄養素やミネラル・ビタミン・水素と、呼吸によって取り入れた酸素、それに酵素補酵素が加わって、三〇〇種類ほどある全身の細胞がそれぞれに必要とするエネルギー物質のアデノシン三リン酸(ATP)をつくり出している。

三、ミトコンドリアは、新陳代謝の主役としては体温を一定に保ち、細胞のリモデリングを行い、細胞の同化・異化・運動の調節・老廃物の排出とともに老化を予防する働きを担っている。

西原克成『免疫力を高める生活』p182

 

つまり、ミトコンドリアが元気にならないと、細胞の新陳代謝はスムーズに行われなくなるのです。

そしてそのために必要なのが、酸素、水素、酵素、ビタミン、ミネラルなのです。

 

アトピー性皮膚炎を治していくためにはミトコンドリアが重要

ところで、アトピー性皮膚炎は、毎日の食事を改善して、栄養素をバランスよく摂ることが大切だと当ブログでは述べていますが、サプリメントを摂って栄養不足を解消するだけでは、アトピーはなかなか治りません。

アトピーを根本的に治していくためには、食生活の改善に加えて、適度な運動や十分な睡眠が必要なのです。

 

よくアトピーを良くするためには、運動や睡眠が大切だと言われますが、その理由は、どちらも新陳代謝を活発にするからなのです。

特にウォーキングやスロージョギングなどの有酸素運動には、細胞内のミトコンドリアを増やしてくれる働きがあります。

 

反対に、睡眠不足や運動不足の状態が続くと、アトピー性皮膚炎はなかなか治癒の方向へ向かっていきません。

そしてその新陳代謝の中心になっているのは、「ミトコンドリア」なのです。

したがって、アトピー性皮膚炎の改善には、ミトコンドリアを増やしたり、元気にしたりして、新陳代謝を活性化することが非常に効果的なのです。(ミトコンドリアを増やす方法については以下の記事を参照してください

 

lifepower.hatenablog.com

アトピー性皮膚炎とミトコンドリアの関係とは?

ちなみに西原克成氏は西原克成氏は、『アトピーが治った!』のなかで、アトピーの原因に関して、「アトピーとは、白血球に細菌やウイルスが入ることで起こる、微生物の細胞内感染症なのです」と述べています。

さらに、「白血球が運び屋となって、あちこちの細胞群に感染症を起こして、皮下組織の細胞に感染を起こしたものを、アトピー性皮膚炎と呼んでいるのです」としています。

 

したがって、アトピー性皮膚炎の治療のためには、ミトコンドリアの活性化のほかに、細胞に細菌やウイルスが白血球を通じて細胞内に入りこまないようにすることが重要になってきます。

 

そのために大切なのは、口呼吸ではなく鼻呼吸をすることと、腸は冷やさず温めることだと西原氏は述べています。(このあたりのことについては、以前の記事をご参照ください

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

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以上、アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけについて述べてきましたが、アトピー性皮膚炎とミトコンドリアの関係性について関心がある方は西原克成氏の『免疫力を高める生活』(サンマーク出版)を一読されることをオススメします。

 

西原克成『免疫力を高める生活』

 

 

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