アトピーをサプリメント・食事の栄養効果で改善するための対策ブログ

アトピー経験者によるアトピー性皮膚炎をサプリメント・食事の栄養効果で改善・治すための方法を情報発信している対策ブログです。

ノニジュースのアトピー性皮膚炎を改善する効果とオススメ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について書いていますが、この記事では「ノニジュースのアトピー性皮膚炎を改善する効果とオススメ」について述べていこうと思います。

 

ノニジュースを飲むとアトピー性皮膚炎が改善したという話がよく聞かれますが、その効果は果たして本当なのでしょうか?

ノニジュースを飲むだけでアトピーが治る!」という宣伝文句については、信憑性はそれほど無いと考えられます。

しかし、ノニには、ビタミン類、ミネラル類、酵素アミノ酸、β‐カロテンなど、皮膚をつくるための栄養素がたくさん含まれているため、ノニに含まれている栄養の効果によって、アトピー性皮膚炎が改善に向かうことは十分考えられます。

 

ノニに含まれているビタミンやミネラルは、酵素の働きをサポートし、細胞の新陳代謝を活性化させるために必要不可欠な栄養素です。

特にノニに含まれているビタミンB群のうちのビタミンB6や、マグネシウムや鉄などのミネラルアトピーの改善に役立ってくれます。

それに加え、ノニに多く含まれているβ‐カロテンは体内でビタミンAに換わるため、アトピーで状態が悪化した皮膚の再生に役立ってくれます。

 

また、ノニに含まれる有効成分のプロキセロニンは、体内でキセロニンとなり、体が本来備えている自然治癒力を高めて細胞の再生を促したり、機能を正常に保ったりするとされています。

そのため、このプロキセロニンの効能は、アトピー性皮膚炎の改善に効果的だと考えられています。

 

ノニはアトピー・アレルギーの改善に効果的

さらにスコポチレン、プロキセロニン、モリンジンといった有効成分には抗アレルギー作用や抗炎症作用があるといわれています。

特にスポコチレンは抗ヒスタミン剤として用いられることもあるため、ノニを摂取することは、アトピー性皮膚炎のかゆみを緩和するのに役立つと考えられます。

そのほかノニの注目成分であるイリドイドにも抗アレルギー作用、抗炎症作用、免疫調節作用などがあるとされています。

 

ちなみにアトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー症状が発症してしまう原因のひとつは、免疫細胞(ヘルパーT細胞)のうちの「Th1」ではなく「Th2」と呼ばれるものが多くなることだといわれています。

この「Th2」は炎症を起こさせるIgE抗体を抗体を作り出してしまうのです。

そのため、アレルギー症状の発症を防ぐには、「Th1」と「Th2」のバランスを保つことが必要になってくるのですが(このあたりのことについては「アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が起こる原因」の記事をごらんください)、ノニにはその「Th1」と「Th2」のバランスを整える力があるとされています(参考 橋爪勝『超免疫力 医者がすすめるノニジュースで万病を治す』)。

 

ノニとは?

ところでノニとは、熱帯、亜熱帯の地域に広く自生するアカネ科の常緑小高木で、非常に生命力が強く、ポリネシア地域では古くから伝承薬として用いられてきました。

南太平洋の島では、ノニは学名を「モリンダシトリフォリア」といい、「ミラクルフルーツ」「ハーブの女王」などとも称され、葉、根、樹皮の全てが民間療法の万能薬として、重宝されています。

 

ちなみに熱い地方で育つ果物には体を冷やす性質があるとされていますが、ノニには体を温める性質もあるとされているため、それほど神経質にならなくても良さそうです。ただし、極度に低体温の時や寒さが厳しい冬場は控えた方が良いと思われます。

 

おすすめのノニジュースは?

冒頭でも述べましたが、ノニを摂るだけでアトピー性皮膚炎が治るとは考えにくいですが、140種類以上もの栄養が含まれているノニを毎日の食生活や食事に採り入れることは、アトピーを少しでも治していくために効果的だと思われます。

そして、そのノニの栄養効果を得るためには、ノニジュースがおすすめです。

ノニジュースのおすすめ

安心・安全の有機JAS認定ノニジュースで健康管理

 

ノニジュースといえば、非常に有名なのは、モリンダ社の「タヒチアンノニジュース」ですが、初めての方におすすめしたいのは、ハンズトレーディングが販売しているノニジュースです。

ハンズトレーディング社の「ハンズノニ」は産地や製法にこだわり、有機JAS認定も受けています。

 

有機JAS認定を受けることで付けられる有機JASマークは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないで、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられています。

ノニジュース「ハンズノニ」

ハンズのノニジュースは価格が手ごろで高品質

さらにハンズノニは安心安全で高品質なだけではなく、価格も手頃であるため、ノニを初めて試す場合に非常におすすめです。

ちなみにノニジュースは風味が独特であるため、そのまま飲めない場合は、グレープジュースなどで割って飲むと非常に飲みやすくなります。

 

以上が、ノニジュースのアトピー性皮膚炎を改善する効果とオススメですが、ノニジュースは栄養が豊富なうえ、アレルギー症状を抑える働きもあるため、日頃の栄養不足を補い、アトピー性皮膚炎を緩和していくために役立ってくれます。

 

 

 

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

亜麻仁油・えごま油のアトピー性皮膚炎を改善する効果

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法」について書いていますが、この記事では「亜麻仁油・えごま油のアトピー性皮膚炎を改善する効果」について述べていこうと思います。

 

亜麻仁(アマニ)油やえごま油を普段の食生活に採り入れることは、アトピー性皮膚炎の改善に効果的だと考えられます。

なぜなら、亜麻仁油はえごま油には、必須脂肪酸オメガ3のひとつである「α‐リノレン酸」が豊富に含まれていることが挙げられます。このα‐リノレン酸不飽和脂肪酸の一種で、体内に取り入れられると、約1~2割がEPAとDHAに変換されます。

以前、油の摂り方についての記事を書きましたが、このEPAとDHAは、炎症を抑える働きがあるため、アトピー性皮膚炎の改善のためには必要不可欠だと考えられます。

 

亜麻仁油はアトピー改善に効果的

 

一方、サラダ油や加工食品などに多く含まれているリノール酸を過剰摂取することは、アレルギー症状が起こる原因になるとされています。

近年は、知らないうちにこのリノール酸を摂り過ぎてしまっていることが、アトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギーの原因であるという指摘が専門家の間で多くなされるようになってきています。

しかし、オメガ3脂肪酸DHAEPA・α‐リノレン酸)は、リノール酸と正反対の働きをするため、体内でEPAやDHAに変換されるα‐リノレン酸が含まれている亜麻仁油やえごま油は、アトピーを治していくためには積極的に生活の中で採り入れていきたい油だと言えます。

また、オメガ3脂肪酸を十分に摂ってアトピーを効果的に改善していくためには、亜麻仁油やえごま油だけでは足りないので、加えてEPA・DHAサプリメントを利用するのもお勧めです。

ところで亜麻仁油とは植物の亜麻仁から搾油した油のことです。

亜麻仁(アマニ)とは「亜麻」という薄紫の花を咲かせる植物の種子(仁)のことで、英語では「フラックスシード」と呼ばれています。

一方、えごま油は、えごまというシソ科の植物の種を原料にしています。

ちなみに亜麻仁油とえごま油のどちらも、高温で加熱せず、毎日の食事のなかで、サラダやおかずにサッとかけるようにして摂るのがおすすめです。

 

日本製粉 アマニ油 186g

新品価格
¥945から
(2016/9/22 14:14時点)

 

ハンズ 有機 あまに油(亜麻仁油) 一番搾り 200ml

新品価格
¥799から
(2016/9/22 14:14時点)

創健社 えごま一番 (しそ油) 270g

新品価格
¥1,245から
(2016/9/22 14:19時点)

EPA・DHAサプリメントのアトピーを改善する効果とオススメ

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、この記事では「EPADHAサプリメントアトピーを改善する効果とオススメ」について書いていこうと思います。

 

オメガ3脂肪酸であるEPADHA・α‐リノレン酸は、アトピー性皮膚炎の改善のためには必要不可欠です。

なぜなら、その理由はサラダ油・植物油などに含まれているオメガ6(主にリノール酸)の摂り過ぎが、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こす大きな原因のひとつになっているからです。

 

例えば医学博士の永田良隆氏は『油を断てばアトピーはここまで治る』のなかで「必要以上にとり過ぎた植物油は体内からあふれ出し、皮脂腺を通して皮膚表面に排出されます。そして、これがかゆみ、湿疹の元になります。つまり、植物油はアトピーを二重に悪化させる原因になります」としています。

 

そして具体的にアレルギー症状を引き起こすのは、「リノール酸」と呼ばれる脂肪酸です。

リノール酸は体内でγ‐リノール酸に変わり、さらに「アラキドン酸」と呼ばれる脂肪酸に変化していきます。

 

この「アラキドン酸」は脳の発達に必要な脂肪酸だとされていますが、その一方でロイコトリエンやプロスタグランジン、トロンボキサンなどのホルモン様物質を生成すると言われています。

そして、これらのホルモン様物質は体内で炎症を引き起こすため、かゆみやアレルギー症状の原因だとされているのです。

 

そのため、アトピー性皮膚炎のかゆみの症状を抑えるには、アラキドン酸に変化するリノール酸が多く含まれているサラダ油や加工食品などを日頃の食事から減らしていくこと必要になってきます。

 

オメガ3脂肪酸EPADHA・α‐リノレン酸)を効果的に摂るには?

一方、オメガ3脂肪酸EPADHA・α‐リノレン酸)のうち、特にEPAは炎症やアレルギーの原因となるプロスタグランジンやロイトコリエンといった物質を抑制するため、炎症やアレルギーの症状を改善する効果もあるとされています。

そのため、このEPAの働きは、皮膚のかゆみを引き起こすアトピー性皮膚炎の症状改善に有効だと考えられます。

またDHAはやわらかくみずみずしい細胞膜の形成に必要になるため、皮膚の健康維持のために積極的に摂らなければなりません。

 

ちなみにこのEPAをはじめとしたオメガ3脂肪酸は主にいわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれていますが、1日に最低必要量の1000mgを食事から摂るのは難しいと考えられます。

したがって、オメガ3脂肪酸EPADHA・α‐リノレン酸)を効果的に摂るにはサプリメントを利用することがオススメです。

 

オメガ3脂肪酸はサプリメントがオススメ

オメガ3(EPADHA・α‐リノレン酸サプリメントのオススメは?

では、アトピー性皮膚炎を改善するためにはどのようなEPADHAサプリメントが良いのでしょうか?

 

まず考えられるのは、EPAが多く含まれているサプリメントです。オメガ3脂肪酸サプリメントはDHAのほうがたくさん含まれているものが多いのですが、アトピーの炎症をやわらげるためには、【さらさら青魚】 など、EPAがたくさん含まれているものがオススメです。

 

また、価格が手ごろで高品質なうえ、手軽に摂れるオメガ3サプリメントを探し求めている方には、【DHA&EPA+サチャインチ】 がおすすめです。さらに高品質で安心安全のものをお探しの方には、AOZAがイチオシです。

AOZA

 

 

そのほか、サプリメントから摂るのが嫌だという場合は、亜麻仁油やえごま油が、オメガ3脂肪酸の補給を助けてくれます。

亜麻仁油やえごま油に多く含まれているα‐リノレン酸は、約1~2割が体内でEPAとDHAに換わるとされています。

 

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

加工食品を減らすことはアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法」について述べていますが、この記事では「加工食品を減らすことはアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由」について書いていこうと思います。

 

加工食品はスーパーマーケットやコンビニエンスストアで多く販売されていますが、カップ麺やお菓子類、アイスクリーム、冷凍食品などはどれも、アトピー性皮膚炎を治していくためには、日頃の生活においてなるべく食べるのを減らしていったほうが良いと考えられます。

なぜなら加工食品は、細胞の新陳代謝のために必要不可欠なビタミンミネラルなどの栄養素がほとんど含まれていないため、加工食品ばかり食べていると、栄養不足に陥りやすくなるうえ、アトピーを悪化させる原因になる砂糖やサラダ油、トランス脂肪酸食品添加物なども多く含まれているからです。

例えば、加工食品にたくさん使われている砂糖が血糖値を上げてしまうと、インスリンによって血糖値が下げられ、今度は血糖値を安定させるために副腎からコルチゾールが分泌され、ステロイドホルモンを作る副腎に余計な負担をかけてしまいます。

また、サラダ油には皮膚のかゆみを作り出す原因になるリノール酸がたくさん含まれています。

それに加えて、水素添加したプラスチックのような油であるトランス脂肪酸アレルギーを引き起こす原因になると考えられます。

さらに、食品添加物は分解するために消化酵素を多く消費してしまいますし、腸内細菌叢のバランスを崩して腸内環境を悪化させる原因にもなります。

そのため、加工食品はアトピー性皮膚炎を悪化させる原因になりますし、結果的に細胞のスムーズな新陳代謝を妨げてしまうことになります。

これは私の体験談ですが、実際、アトピー性皮膚炎を発症している間に、我慢できず加工食品を食べてしまうと、患部にかゆみを感じることが多いです。

つまり、加工食品は体内で炎症(燃え盛る火事のような体内での異常事態)を引き起こしてしまうのです。

したがって、カップ麺やお菓子など、ついつい食べたくなってしまうことがあるかもしれませんが、アトピー性皮膚炎を改善していくためには、日頃の食生活において、加工食品を食べるのはなるべく避けた方が懸命です。

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

atopi-kaizen.hatenablog.com

atopi-kaizen.hatenablog.com

 

 

アトピー性皮膚炎の原因が栄養不足である理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、この記事では「アトピー性皮膚炎の原因が栄養不足である理由」について書いていこうと思います。

 

アトピー性皮膚炎が起こってくる原因としては、ストレスや活性酸素、食べ物、運動不足、ダニやハウスダストなどのアレルゲン、電磁波など様々なものが考えられます。

そして、栄養不足もアトピー性皮膚炎が発症する原因のひとつだと思われます。

私たちのからだのおよそ60兆個の細胞は、毎日、常に入れ替わっていますが、その新陳代謝のために必要なのが栄養素です。

中でも特に重要なのは、ビタミンミネラルですが、このビタミンとミネラルは、補酵素・補助因子として代謝の働きをする酵素を助ける役割を担っています。

そのため、普段の食事において、ビタミンとミネラルをしっかりと摂らないと、酵素の代謝の働きが鈍くなり、細胞の新陳代謝が活発になりません。

また、ビタミンのうちの特にビタミンCやビタミンB群の一部は、副腎皮質がステロイドホルモン(コルチゾール)を分泌するために必要になってきます。

もしビタミンCやビタミンB群が不足してしまうと、アレルギーの炎症を抑える働きをしているコルチゾールの量も減ってしまい、やがて炎症を抑えきれなくなって、アレルギー症状やアトピー性皮膚炎の発症につながってしまうと考えられます。

さらにもうひとつ注意しなければならないのは、油の摂り方です。

私たちの細胞が健康を維持していくためには、細胞膜の材料になっている脂質の存在が非常に重要になってきます。

ところで脂質を構成しているのは主に脂肪酸ですが、脂肪酸のうち、最も十分な量を摂らなければならないのはオメガ3脂肪酸(EPA・DHA・α‐リノレン酸)です。

しかし現代の食生活で問題なのは、このオメガ3脂肪酸の摂取量が圧倒的に不足し、代わりにオメガ6脂肪酸(主にリノール酸)が増えてしまっていることです。

このオメガ6のリノール酸は、加工食品やサラダ油などに多く含まれていますが、オメガ3脂肪酸は、主に青魚に含まれているため、非常に摂りにくくなっているのです。

そして、オメガ3とオメガ6の脂肪酸のバランスが崩れてしまうことが、アトピー性皮膚炎をはじめとしたアレルギー症状を引き起こす原因になっていると考えられています。

現代社会の食生活は栄養不足に陥りやすい

このオメガ3脂肪酸の不足も、立派な栄養不足だと考えられますが、栄養不足に拍車をかけているのは、加工食品を中心にした現代の食生活です。

カップ麺やお菓子類など加工食品は先程述べたリノール酸や砂糖などが多く含まれているうえ、ビタミンやミネラル、オメガ3脂肪酸などアトピー性皮膚炎を改善するために必要な栄養素はほとんど含まれていません。

そのため、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売されている加工食品を食事の中心にしてしまうと、カロリーは十分摂取出来ているかもしれませんが、知らないうちに栄養不足に陥ってしまう可能性が高くなります。

したがって、アトピー性皮膚炎を治していくためには、日頃の食生活を見直し、いつの間にか栄養不足に陥っていないかどうか確かめてみる必要があるのです。

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

 

 

 

アトピーに朗報!』で紹介されたアトピーの乾燥肌を改善する「アトピスマイル」については以下の記事を参照してください。

atopi-kaizen.hatenablog.com

アトピー性皮膚炎の改善にミネラルの栄養効果が大切な理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、この記事では「アトピー性皮膚炎の改善にミネラルの栄養効果が大切な理由」について書いています。

 

アトピー性皮膚炎による皮膚の状態の悪化を改善していくためには、細胞の新陳代謝を良くしていくことが大切ですが、ミネラルは代謝の働きをする酵素を助けるため(補助因子)、アトピーの改善のためにはミネラルは必要不可欠な栄養素だと言えます。

カルシウム、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガンヨウ素セレンモリブデン、コバルト、クロムの16種類は「必須ミネラル」と呼ばれており、様々な生理作用に関わっています。

これらの必須ミネラルは体内でつくることができないため、細胞の新陳代謝を促すためにはそれぞれを食べ物から積極的に摂らなければなりません。

また幾つかのミネラルはSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素の材料になったり、SOD酵素の働きを助けたりしています。

このSOD酵素アトピーの要因であると考えられている活性酸素を除去する働きがあるため、ストレスなどで発生した活性酸素によってアトピーが悪化しないためには、SOD酵素の材料である亜鉛や銅などのミネラルをきちんと摂ることが大切になってきます。

アトピーの改善に関係するミネラル類

基本的にはどのミネラルも不足しないことが好ましいですが、特に不足した場合にアトピー性皮膚炎の悪化と関係してくると考えられるのは、マグネシウム亜鉛、鉄です。

これらのうち、マグネシウムは300種類以上の酵素の補助因子として働くため、新陳代謝の活性化のためには必要不可欠です。

もしマグネシウムが不足してしまうと、皮膚はなかなか再生されなくなることが考えられます。

また、亜鉛マグネシウムと同様に多くの酵素の補助因子として関わっています。さらに亜鉛は先程も述べた通り、活性酸素を除去するSOD酵素の材料となるほか、アレルギーを抑制する働きもあります。

最後の鉄は、酸素の運搬と貯蔵に関わる重要なミネラルです。

もし鉄不足になってしまうと、酸素が細胞にうまく届けられなくなるため、皮膚や粘膜が酸欠状態になってしまい、新陳代謝が鈍ることで、正常な皮膚や粘膜が作られなくなってしまいます。

したがって、アトピー性皮膚炎を改善していくためには、マグネシウム亜鉛、鉄を中心にしたミネラルをバランスよく摂っていくことが重要になってくるのです。

 

atopi-kaizen.hatenablog.com

 

アトピー性皮膚炎の改善にビタミンの栄養効果が大切な理由

当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、この記事では「アトピー性皮膚炎の改善にビタミンの栄養効果が大切な理由」について書いています。

 

アトピー性皮膚炎を改善していくためにはビタミンは必要不可欠な栄養素です。

なぜならビタミンは、ステロイドホルモン(コルチゾール)を生成する副腎を助けたり、代謝の役割がある酵素の働きを助ける補酵素としての役割があったりするからです。

また細胞の老化を促し、アトピーの要因でもあるとされる活性酸素を除去する抗酸化作用もビタミンにはあります。

そのため、日頃の食事においてビタミン類が不足してしまうと、細胞の新陳代謝が鈍ったり、ステロイドホルモン(コルチゾール)が分泌されにくくなったりし、なかなかアトピー性皮膚炎は改善に向かいません。

したがって、普段からビタミンを多く摂るよう心がけることはアトピー性皮膚炎を治していくためには大切なのです。

 

アトピー性皮膚炎の改善のために重要なビタミン類

ビタミンA

皮膚や粘膜を作るのに必要不可欠です。にんじんやほうれん草に多く含まれるβ‐カロテンは体内でビタミンAに変わるため、β‐カロテンを多く摂ることはアトピーの改善に効果的です。

 

ビタミンB群

ビタミンB群はほとんどが酵素の働きを助ける補酵素としての役割を持っています。

そのうちビタミンB2、B6は皮膚や粘膜の健康維持に必要です。また、パントテン酸ナイアシンステロイドホルモンを合成する副腎を強化するために重要です。

ちなみにビタミンB群は複合しているほうが働きやすいので、単体で摂らず、まとめて摂った方が効果を発揮します。

また腸内に生息している腸内細菌は、ビタミンB群のほとんどを合成してくれるため、腸内環境の改善を行うことで腸内細菌のバランスを整えることも重要です。

 

ビタミンC

ビタミンCは副腎が分泌するステロイドホルモン(コルチゾール)の合成のために必要になります。また、ビタミンCは活性酸素を除去する抗酸化作用もあります。

ちなみに体内のビタミンCはストレスによって減少してしまうため、アトピー性皮膚炎を改善するためには、サプリメントなどを利用して、こまめにビタミンCを補給していくことが大切です。

 

ビタミンD

ビタミンDはアレルギーの抑制や皮膚の健康維持のために必要不可欠です。ビタミンDは15分以上の日光浴を行うと皮膚で合成されますが、十分な日光浴が出来ない場合は、ビタミンDが不足しないようサプリメントを利用することも一つの手段です。

 

ビタミンE

ビタミンEは皮膚の劣化や老化を促す過酸化脂質の生成を抑える働きがあるため、肌のトラブルを回避し、皮膚の健康を維持するために必要不可欠です。

また、アトピーを治していくためには、オメガ3脂肪酸EPADHA・α‐リノレン酸)を多く摂ることが大切ですが、これらの脂肪酸が体内で酸化してしまうのを防ぐためには、十分な量のビタミンEを摂ることが重要です。

 

atopi-kaizen.hatenablog.com