玄米リブレフラワーがアトピーに効果的なわけ
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「玄米リブレフラワーがアトピーに効果的なわけ」について書いていきたいと思います。
玄米リブレフラワーとは、玄米を独自製法で高温焙煎し、25ミクロンに微粉末化したもののことです。
そして、この玄米リブレフラワーには、毒素を吸着し、体外に排出するという強い解毒作用があるとされています。
アトピー性皮膚炎の原因は様々であり特定はされていませんが、アトピー性皮膚炎の症状とは、うまく排出されずに体内に溜まった毒素(アレルゲン・細菌・環境ホルモンなどを含む)が血液の汚れを通して皮膚に現れた状態だと推察されます。
そのため、玄米リブレフラワーを日頃の食事に採り入れ、毒素が溜まらないよう腸内環境をキレイに保つ(デトックス)ことは、アトピー性皮膚炎の予防と改善につながると考えられます。
そもそも玄米は古来から日本人の主食であり、健康的な生活を支えてきたと言われていますが、その玄米には豊富な栄養素が含まれており、特に玄米の糠(ぬか)には、ビタミンEやビタミンB群、鉄や亜鉛などのミネラル類、食物繊維などが白米よりも多く含まれていることがよく知られています。
また、玄米にはγ(ガンマ)‐オリザノールやイノシトールなどの抗酸化物質・有効物質も多く含まれており、健康食として注目を浴びるようになりました。
しかし、玄米に含まれる「アブシジン酸(ABA)」は細胞内のミトコンドリアの毒になるため、玄米を食べる時はこのアブシジン酸を無毒化して食べる必要があると言われています。
もし無毒化しないと細胞内のミトコンドリアの機能が弱まり、その働きが低下してしまうとされているのです。
細胞内のミトコンドリアは人間のありとあらゆる生命活動に必要な「ATP」と呼ばれるエネルギー通貨を必要な分だけ生み出しており、細胞の新陳代謝やエネルギー代謝にも深く関わってくるため、ミトコンドリアの働きがアブシジン酸によって低下してしまえば、そのぶん体調不良に陥ったり、様々な病気の発症の原因になっしまったりする可能性が否めません。
ところが、アブシジン酸(ABA)のために玄米を食べないようにする必要はなく、このアブシジン酸(ABA)を取り除く方法が三つ存在しています。
それは『「酵素」の謎』の著者である鶴見隆史氏によれば、以下の通りです。
- 12時間以上の浸水
- 遠赤焙煎(ロースト)かフライパンの空炒り
- 発酵
(参考 鶴見隆史『「酵素」の謎』)
玄米の短所が払拭された玄米リブレフラワー
このように玄米のアブシジン酸の害をなくすには、ひと手間必要になるのですが、遠赤焙煎による玄米リブレフラワーであれば、玄米の難点が見事に解消されているため、優れた栄養食として、玄米を毎日の食生活に簡単に採り入れることが可能なのです。
そのリブレフラワーとは、冒頭での述べましたが、独自製法で高温焙煎し、25ミクロンに微粉末化した玄米のことです。
この玄米リブレフラワーのメリットの効用について、酵素栄養学の第一人者として知られている鶴見隆史氏は以下を挙げています。
- エネルギーの大幅なアップ
- ファイトケミカル(フェルラ酸他)が多く出現し抗酸化力を強く持つ
- フリーラジカルスカベンジャー効果を持つ
- その穀物の持つ薬効効果の増大
- 栄養素(ミネラル、ビタミン)の活性化(天日干しの効果)
- 毒素の腸内吸着素としての働き
- 食べ方の簡便さ
- 栄養の吸収率の増大
- ビタミンEとしての作用
- さまざまな応用の可能
- 免疫力の増大作用
(鶴見隆史 『現代版 食物養生法』 p229)
玄米リブレフラワーの効用
また、鶴見氏は『現代版 食物養生法』のなかで、玄米リブレフラワーの効用として以下を挙げています。
- きわめて酸化しにくい
- すべての栄養素に破壊がない
- デンプンがアルファ化(α化)している
- きわめて消化吸収がいい
- 強烈な毒素排泄効果
- 栄養素(特にミネラル、ビタミン)の活性化
- 完全に(一〇〇%)無農薬化している
- 食べ方が自由自在
- 他の素材と組み合わせるとその欠点が回避される
- 低カロリー食品である
- ダイオキシン・環境ホルモンの排出作用として一役
(鶴見隆史 『現代版 食物養生法』より)
鶴見氏がこのように挙げている玄米リブレフラワーの効用はアトピー性皮膚炎に対しても有効に働くと思われます。
また、特に玄米リブレフラワーは腸内の毒素を排出するデトックス効果が強いとされているため、玄米リブレフラワーを日頃の食生活に採り入れることは腸内環境の改善や腸のお掃除などにつながっていきます。
さらに玄米リブレフラワーは、皮膚の健康維持に必要不可欠なビタミンB群やビタミンE、マグネシウム、鉄、ケイ素などのミネラル、酸化を防ぐファイトケミカル(抗酸化物質)などが豊富なうえ、粉末状であるため栄養吸収率が高いという特徴があります。
しかも玄米リブレフラワーはグルテンフリーであるため、アトピー性皮膚炎だけではなく、アレルギー体質の方にもオススメできます。
実際2週間ほど、私自身この玄米リブレフラワーを試してみましたが、便通が良くなったうえ、皮膚の調子も良くなったように感じました。
アトピー性皮膚炎を良くするために腸内環境改善を行なってみても、なかなかうまくいかないという方は、ぜひ一度、玄米リブレフラワーを試してみてください。
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瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由」について書いてみたいと思います。
また、記事の後半ではアトピー改善のために最初に始める瞑想として、マインドフルネス瞑想をおすすめしています。
アトピー性皮膚炎を改善していくためには、細胞内のミトコンドリアを増やして細胞の新陳代謝を良くしていくことが欠かせませんが、瞑想には細胞の新陳代謝を促す働きがあるため、毎日の生活において瞑想の習慣を採り入れることは、アトピー性皮膚炎の改善に効果的です。
では、なぜ瞑想が細胞の新陳代謝を促すのでしょうか?
このことに関して、医学博士の西原克成氏は『免疫力を高める生活』のなかで、以下のように述べています。
睡眠中や瞑想中には、大脳新皮質のニューロンのミトコンドリアからα波が発生します。これは、ニューロンから発する錐体路神経系のインパルスがオフになり、ニューロン自身の新陳代謝のためのスイッチがオンになっていることを意味します。
したがって、瞑想にも睡眠と同じような細胞疲労の回復力があるのです。このとき、必ず頭を空っぽにするのがポイントです。
なぜなら、頭のなかであれこれ考えていると、大脳新皮質の神経細胞が活発に働いて骨格筋システムが作動してしまいますから。背中の筋肉がこってきて新陳代謝が妨げられるからです。筋肉がこると余分な力が入って血圧も上昇し、脳も内臓も疲労します。
反対に、たとえ眠らなくても、無念無想の瞑想状態になれば、筋肉もこらずにリモデリングされます。
このように、細胞の新陳代謝には、骨休めによる重力の解除と、大脳新皮質の筋肉支配の回路の解除という二重のオフ、すなわち、心身のリラクセーションが必要です。(西原克成『免疫力を高める生活』p128~129)
西原氏は、「瞑想にも睡眠と同じような細胞疲労の回復力がある」とし、「必ず頭を空っぽにするのがポイント」としていますが、実際に頭を空っぽにするようにして瞑想を行なってみると、細胞の新陳代謝が良くなり、何もしないでいる時よりも、アトピーで悪化した皮膚の状態が改善されていきます。
また、瞑想を行うと深くリラックスできるようになるため、アトピー性皮膚炎を発症する大きな原因である「ストレス」も軽減され、ストレスによるかゆみなどの症状も軽減されていきます。
瞑想はストレスも解消するため、アトピーの改善に効果を発揮する。
アトピーを改善するのにオススメのマインドフルネス瞑想
しかし、初めて瞑想を行う場合は、「頭を空っぽにする」というのは簡単ではありません。なぜなら、瞑想を始めても、いつの間にか雑念にとらわれてしまっていることが多いからです。
そのため、「瞑想を始めた途端、みるみるうちにアトピーが治った!」というわけにはいきませんが、毎日、少しずつ瞑想のトレーニングを続けていくことは、アトピー性皮膚炎を治していくために有効だと考えられます。
実際、私自身の体験ですが、マインドフルネス瞑想を30分以上続けると、不思議なことにストレスによるかゆみが驚くほど低減されました。
このことに関しては、NHKの体を蝕む「キラーストレス」の特集番組で、マインドフルネス瞑想を行うと、RIPK2という遺伝子の働きが抑制され、ストレスホルモンの「コルチゾールの値」が正常に回復するという研究結果が紹介されていました。
したがって、もしアトピーとストレスに悩まされていて、瞑想に関心がある方は、試しに「マインドフルネス瞑想」を始めてみることをおすすめします。
マインドフルネスは初めての方にオススメの瞑想
現在の瞬間に気づいていくマインドフルネス瞑想は、すぐにどこででも始められる瞑想です。
また、特定の宗教が関係しているわけではなく、お金も一切かかりません。
そのためマインドフルネス瞑想は、アトピービジネスとは無縁ですので安心してください。
さらに、気づきを入れながら瞑想を深めていくことで、常に感覚を対象化していくため、特定の瞑想のように、対象に没入しすぎて自分を見失うという危険性はありません。
したがって、マインドフルネス瞑想は瞑想に不安を感じる方でも安心して始めることができます。
しかも、マインドフルネス瞑想を続けることで培った技術は、日常生活のなかの仕事や人間関係に応用できるので、マインドフルネス瞑想を始めてみることは、自分にとってプラスに働きます。
しかし、マインドフルネス瞑想は、毎日、地道に実践し続けることが何よりも大切になってきますので、2~3日続けただけで止めてしまっては、あまり意味をなさなくなってしまいます。
詳しいマインドフルネス瞑想の方法については、「生命力を高める生活」というブログの記事に書いてありますので、参考になさってみてください。
瞑想の新陳代謝を促す効果やストレスを緩和する効果はアトピーの治癒のために有効に働く
以上が、瞑想がアトピー性皮膚炎の改善に効果的な理由についてですが、瞑想の驚くべき効果は、近頃、テレビや雑誌などで頻繁に取り上げられるようになりました。
アトピー性皮膚炎の改善効果については、あまり話題になっていませんが、瞑想の新陳代謝を促す効果やストレスをやわらげる効果は、アトピー性皮膚炎の治癒のために有効に働くと考えられます。
また、まだまだマインドフルネス瞑想のアトピー改善効果についての科学的なエビデンスは乏しいかもしれませんが、ストレスを感じるたびに無性にかゆくなるという方は、ストレス対策としてのマインドフルネス瞑想に注目してみても良いと思います。
なお、この度、アトピーを治すための瞑想のサポートに以下の音源動画を作成しましたので、よろしければご利用ください(注 この動画の音源を聴くだけでアトピーが治るわけではありません)。
これはリラックス・ストレス解消・アトピー改善のためのマインドフルネス瞑想用音源動画です。
この音源にはソルフェジオ周波数をはじめとして、数種類の波の音や森の音、倍音など様々な音が入っています。
マインドフルネス瞑想初心者の方のための、この音源の使い方
まずは澄み渡った青空などをイメージして、頭の中を空にします。
次に深い呼吸をし、呼吸や身体の感覚をあるがままに感じながら、身体やこめかみのあたりの力を抜き、リラックスしていきます。
そして、それに慣れてきたら、この音源に含まれているいろいろな音に気づいたり、観察したり、感じたりしてみてください。
もし、途中で頭に悩み事や過去のイヤな記憶などが浮かんで来たら、そこで自分を責めたりせず、雑念、雑念、雑念とラベリングすることで雑念をなるべく早く振り払い、再び息や音の観察に戻っていってください。
約30分を目安に瞑想を続けてみると、次第にその効果が感じられるようになります。
ちなみに瞑想の効果としては、アトピー性皮膚炎の改善をはじめとして、生命力アップ、免疫力アップ、集中力アップ、洞察力アップ、ストレス解消、疲労回復、美肌効果、うつ症状の軽減、などが挙げられます。
ぜひ、この動画を使って、現在の瞬間に気づく「マインドフルネス瞑想」を始めてみてください。
水素水のアトピー性皮膚炎改善効果とおすすめ
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「水素水のアトピー性皮膚炎改善効果とおすすめ」について書いてみたいと思います。
水素水を飲み続けたら、アトピーが治ったという声がよく聴こえてきますが、本当でしょうか?
水素水を飲むだけでアトピーが治るとは考えにくいですが、しかし、水素水がアトピーの改善に効果的だと考える根拠はあります。
そのように考える理由は、水素水はアトピーに関係している悪玉の活性酸素を除去し、細胞内ミトコンドリアを活性化するからです。
そもそも「水素水」とは、水素分子(H2)が豊富に溶け込んでいる水のことです。
この「水素水」は免疫力の向上のほか、美容やアンチエイジングにも効果的だとして数年前から話題になっています。
ちなみに雑誌などに掲載された水素水はウソだという言説の多くは、水素分子(H2)が溶け込んだ水素水を、原子状水素(H)が溶け込んだ活性水素水(電解還元水)と混同している場合が多いとされています。
では、なぜ水素水がアトピー性皮膚炎の改善をはじめ、健康や美容に効果的なのかといえば、水素水には老化の原因である「活性酸素」を除去する働きがあるからです。
水素水は活性酸素を除去する
ちなみに活性酸素は、ミトコンドリアが「ATP」と呼ばれるエネルギー通貨を生み出す際に、どうしても生じてしまうものです。
また、酸素が電子を吸収する毎に、「スーパーオキシドラジカル」、「過酸化水素」、そして格段に酸化力が強いとされる「ヒドロキシルラジカル」と、だんだん過激な活性酸素になっていき、細胞内の遺伝子を傷つけてしまいます。
しかし活性酸素は「善玉」と呼ばれるような、免疫力を維持するために役立つものも存在しています。
ところが、「ヒドロキシルラジカル」に関しては、「スーパーオキシドラジカル」の100倍もの酸化力を持つとも言われ、「悪玉」の活性酸素として、遺伝子や細胞膜を傷つける主な原因になっています。
しかし水素分子(H2)は、細胞内の必要な場所に素早く到達して、悪玉活性酸素である「ヒドロキシルラジカル」を選択的に除去するという特質があることが、日本医科大学教授の太田成男氏の研究チームによって明らかになったのです。
さらに、水素水の活性酸素を除去する抗酸化力は、ポリフェノールやコエンザイムQ10などと比較すると、数百倍も強いとされています。
水素水はミトコンドリアを元気にする
ちなみに太田成男氏は、ミトコンドリアの研究者として知られていますが、悪玉の活性酸素はミトコンドリアの機能を低下させると言われており、水素水はそのミトコンドリアを元気にする働きもあるとされています。
前回の記事で書きましたが細胞の新陳代謝の中心であるミトコンドリアは、アトピー性皮膚炎の治癒の鍵を握っているといっても過言ではありません。
つまり、悪玉の活性酸素を除去し、ミトコンドリアを元気にする水素水は、アトピー性皮膚炎の改善に効果を発揮すると考えられるのです。
また太田成男氏は、『ここまでわかった 水素水最新Q&A』のなかで「水素が効果を示す全部の動物実験結果」として、以下のように述べています。
炎症の抑制。炎症を抑制する効果は、急性と炎症とを問わず、様々な病気モデルで見られます。救急医療では感染によってショック死を起こす敗血症、または多臓器不全。歯周病でも炎症を起こしており、水素水で抑制されます。自己免疫疾患、老化も慢性の炎症が大きく関わっていることが明らかにされています。症状としては、アレルギー、リウマチ、喘息、アトピーも改善します。
(太田成男『ここまでわかった 水素水最新Q&A』p54~55)
すなわち、水素水には炎症を抑制する働きがあり、その炎症の抑制効果は、アトピー性皮膚炎を改善することに対しても期待できるそうなのです。
しかし、冒頭でも書きましたが、ただ水素水を飲んでいれば、勝手にアトピーが治るとは考えにくいので、水素水の効果に過度の期待をよせるのは避けたほうが良いと思われます。
アトピーを治すための方法はあくまで、有酸素運動などで代謝を高め、毎日の食事でバランスの良い栄養を摂り、寝不足にならないよう十分な睡眠時間を確保することなのです。
初めて試すのにオススメの水素水は?
ちなみにアトピーを少しでも良くするために水素水を試してみたいという方は、浸みわたる水素水がおすすめです。
この「浸みわたる水素水」は株式会社アビストH&Fが、太田成男教授の協力のもとに熊本県菊池の名水を使用して製造した水素水であり、きちんと水素が含まれている非常に信頼できるものです。
私も体内の悪玉の活性酸素を減らし、ミトコンドリアの働きを良くして細胞の新陳代謝を活性化するために、1980円のお試しパックで水素水生活を始めてみました。
以上、水素水のアトピー性皮膚炎改善効果について述べてきましたが、水素水はアトピーを治すためのサポートにオススメなのです。
アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけ
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけ」について書いてみたいと思います。
アトピー性皮膚炎を改善していくためには、細胞内のミトコンドリアを増やして細胞の新陳代謝を良くしていくことが大切です。
では、その細胞の新陳代謝とは、そもそも何でしょうか?
この新陳代謝(リモデリング)について詳しく簡潔に述べているのは、医学博士の西原克成氏です。
ヒトの成体は、約六〇兆個の細胞で成り立っています。
かなり大ざっぱな言い方をすると、この六〇兆個の細胞が、それぞれ定められた速度で成長し、寿命がくると細胞分裂という形で二つに分かれ、一日に約一兆個の割合でつくり換えられています。
脳の神経細胞のように多数の枝を出したりする、極めて複雑な形をしている細胞は、それぞれのパーツが建物全体を修理していくようにリモデリングされます。
ということは、ほぼ六〇日で私たちの全身の細胞が新たに再生されていることになります。(より正確に言うと、臓器によって細胞の生まれ変わる周期が多少違い、骨は最長で九〇日間だと言われています)。
新陳代謝とは、まさにこの細胞のリニューアル、生まれ変わりのことです。
細胞がリニューアルするためには、栄養と酸素が欠かせません。
(西原克成『免疫力を高める生活』p177)
西原氏は、『免疫力を高める生活』のなかで、新陳代謝とは「細胞のリニューアル、生まれ変わりのこと」だとし、「細胞がリニューアルするためには、栄養と酸素が欠かせません」と述べています。
ちなみに、細胞の新陳代謝に欠かせない栄養素とは、代謝酵素を助ける働きをするビタミンとミネラルです。
一方、酸素はミトコンドリアがATPと呼ばれるエネルギー通貨を生み出すために必要不可欠なのです。
ミトコンドリアとは?
ではそのミトコンドリアとは一体何でしょうか?
ミトコンドリアは私たちの細胞に200個から1000個程度存在していると言われています。人間の細胞の数を60兆個だとすると、私たちの体には1京以上の数のミトコンドリアが存在していることになります。
そのミトコンドリアは、太古の昔、原始生命体に好気性細菌がもぐりこむことによって誕生したといわれています。
そして、これまで生物には使われなかった酸素を利用することで、私たち多細胞生物は何倍ものエネルギーを得ることが出来るようになり、多彩な活動を行なえるようになったのです。
アトピー改善にはミトコンドリアによる新陳代謝が大切な理由
では、ミトコンドリアはどのように新陳代謝に関わっているのでしょうか?
西原克成氏はミトコンドリアの働きとして、以下を挙げています。
一、ミトコンドリアは、各細胞のなかで半ば自立的に分裂・増殖を続けている。
二、食物として取り入れた糖や脂肪などの栄養素やミネラル・ビタミン・水素と、呼吸によって取り入れた酸素、それに酵素と補酵素が加わって、三〇〇種類ほどある全身の細胞がそれぞれに必要とするエネルギー物質のアデノシン三リン酸(ATP)をつくり出している。
三、ミトコンドリアは、新陳代謝の主役としては体温を一定に保ち、細胞のリモデリングを行い、細胞の同化・異化・運動の調節・老廃物の排出とともに老化を予防する働きを担っている。
(西原克成『免疫力を高める生活』p182)
つまり、ミトコンドリアが元気にならないと、細胞の新陳代謝はスムーズに行われなくなるのです。
そしてそのために必要なのが、酸素、水素、酵素、ビタミン、ミネラルなのです。
アトピー性皮膚炎を治していくためにはミトコンドリアが重要
ところで、アトピー性皮膚炎は、毎日の食事を改善して、栄養素をバランスよく摂ることが大切だと当ブログでは述べていますが、サプリメントを摂って栄養不足を解消するだけでは、アトピーはなかなか治りません。
アトピーを根本的に治していくためには、食生活の改善に加えて、適度な運動や十分な睡眠が必要なのです。
よくアトピーを良くするためには、運動や睡眠が大切だと言われますが、その理由は、どちらも新陳代謝を活発にするからなのです。
特にウォーキングやスロージョギングなどの有酸素運動には、細胞内のミトコンドリアを増やしてくれる働きがあります。
反対に、睡眠不足や運動不足の状態が続くと、アトピー性皮膚炎はなかなか治癒の方向へ向かっていきません。
そしてその新陳代謝の中心になっているのは、「ミトコンドリア」なのです。
したがって、アトピー性皮膚炎の改善には、ミトコンドリアを増やしたり、元気にしたりして、新陳代謝を活性化することが非常に効果的なのです。(ミトコンドリアを増やす方法については以下の記事を参照してください)
アトピー性皮膚炎とミトコンドリアの関係とは?
ちなみに西原克成氏は西原克成氏は、『アトピーが治った!』のなかで、アトピーの原因に関して、「アトピーとは、白血球に細菌やウイルスが入ることで起こる、微生物の細胞内感染症なのです」と述べています。
さらに、「白血球が運び屋となって、あちこちの細胞群に感染症を起こして、皮下組織の細胞に感染を起こしたものを、アトピー性皮膚炎と呼んでいるのです」としています。
したがって、アトピー性皮膚炎の治療のためには、ミトコンドリアの活性化のほかに、細胞に細菌やウイルスが白血球を通じて細胞内に入りこまないようにすることが重要になってきます。
そのために大切なのは、口呼吸ではなく鼻呼吸をすることと、腸は冷やさず温めることだと西原氏は述べています。(このあたりのことについては、以前の記事をご参照ください)
以上、アトピー改善にはミトコンドリアを増やして新陳代謝をよくすることが効果的なわけについて述べてきましたが、アトピー性皮膚炎とミトコンドリアの関係性について関心がある方は西原克成氏の『免疫力を高める生活』(サンマーク出版)を一読されることをオススメします。
一人暮らしの食事を助けるアトピー改善サプリメントのおすすめは?
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「一人暮らしの食事を助けるアトピー改善サプリメントのおすすめ」について書いてみたいと思います。
一人暮らしをしていて、忙しい毎日を送っていると、どうしても日頃の食生活の栄養バランスが乱れがちになってしまいます。
もし一人暮らしをしていて、アトピー性皮膚炎にかかっている場合、きちんと栄養素を摂らなければ、なかなか皮膚の状態は良くなりません。
特に皮膚の再生に関しては、日頃の食事に置いてビタミン、ミネラル、アミノ酸をバランス良く摂ることが必要不可欠です。
もちろん、アトピーを改善していくためには、食事だけではなく、ストレスを減らすようリラックスしたり、十分な睡眠をとったり、有酸素運動を行って細胞の新陳代謝を活性化したりする必要がありますが、アトピーを治していくためには、毎日の食事の栄養素に気をつけることも大切なのです。
特に一人暮らしをしていると、ついつい頼ってしまうコンビニやスーパーの加工食品や冷凍食品は、手軽で便利ですが、これらは細胞の新陳代謝を促すために必要なビタミンやミネラルがあまり入っていないうえ、食品添加物や砂糖、サラダ油に含まれるリノール酸やトランス脂肪酸などアトピー性皮膚炎を悪化させてしまう要因となるものが多く含まれています。
また、コンビニやスーパーで売られている野菜サラダや、栄養不足を補うために飲まれている野菜ジュースも、きちんとビタミンやミネラル、食物繊維など、アトピー改善のために必要な栄養素が含まれているかといえば、疑問が残ります。
実のところ、安価で大量生産されている製品は基本的に製造工程において、大切な栄養素のほとんどが失われてしまっていると考えたほうが妥当なのです。
一人暮らしでも多く摂った方が良い栄養素
そのため、一人暮らしの方は不足しがちな栄養素の補充にはサプリメントを利用することがおすすめなのですが、普段の食事では十分な量を摂るのが難しく、アトピー性皮膚炎の改善に必要な栄養素は、乳酸菌、食物繊維、オメガ3脂肪酸、ビタミンCです。
このあたりのことについては、以前「サプリメントがアトピー性皮膚炎の改善に必要な理由」という記事で書きましたので、関心がある方はごらんください。
一度にたくさんの栄養素をバランスよく摂れるサプリメントのおすすめは?
もちろん、一人暮らしでも野菜などを買ってきて、自分で調理することで栄養バランスの良い食事ができれば問題無いのですが、一人暮らしで自炊をしたいけれど、普段はなかなか忙しくて、栄養素のバランスの良い食事ができていないというケースも多いはずです。
そのような方には、サジージュース、ノニジュース、ユーグレナ(ミドリムシ)などを毎日の生活に採り入れてみることがおすすめです。
サジージュースならばビタミンCを中心に200種類もの栄養素・天然成分が一度に摂れます。
ノニジュースには140種類以上の栄養成分や有効成分が含まれています。
ユーグレナ(ミドリムシ)はおよそ59種類と、サジージュースやノニジュースに比べると、少ない印象を受けるかもしれませんが、ユーグレナ(ミドリムシ)には細胞壁がないため、野菜よりも栄養素を効率的に吸収できるというメリットがあります。
以上、一人暮らしの食事を助けるアトピー改善のためのサプリメントのおすすめについて書いてきましたが、ぜひ、一度に多くの栄養素が摂れるこれらのものを、サプリメントとして普段の食事にプラスして摂ることで、日頃の栄養不足を解消してみてください。
ユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントのアトピーを改善する効果とオススメ
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「ユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントのアトピーを改善する効果」について書いてみたいと思います。
ユーグレナ(ミドリムシ)はアトピーの改善に効果を発揮するとして、サプリメントが宣伝されていますが、ユーグレナ(ミドリムシ)のサプリメントをのんでいるだけで、アトピーが治るとは考えにくいと思います。
では、なぜユーグレナ(ミドリムシ)のサプリメントにはアトピーを改善する効果があるとされているのでしょうか?
そのわけは、ユーグレナ(ミドリムシ)には、パラミロンと呼ばれる特有成分が含まれているからです。
ちなみにユーグレナ(ミドリムシ)とは、藻の一種でありながら、鞭毛運動をする動物的な性質を持ち、さらに葉緑体をもって光合成を行なうという植物の特徴も持つ、不思議な微生物のことです。
そのユーグレナ(ミドリムシ)に含まれているこのパラミロンは、多糖体であり、β‐グルカンの一種であるといわれています。
このパラミロンの特徴としては「炭」のように無数の穴をもっており、体内では余分な油を取り込み、体外に排出したり、プリン体を摂取した時に、吸収を抑制したりすることが挙げられます。
それに加え、パラミロンは乳酸菌の働きを活性化する作用もあるとされているため、ユーグレナ(ミドリムシ)は腸内環境を改善するのにも役立つとされています。
パラミロンのアトピー改善効果
さらにパラミロンは腸管粘膜の細胞を刺激し、免疫機能を高めると言われています。
実際、株式会社ユーグレナは、ヒトにおいてユーグレナ特有の多糖体であるパラミロンを8週間継続摂取した場合の免疫機能への影響を調査したところ、パラミロンの継続摂取がリンパ球のサイトカイン産生のパターンに影響を与え、免疫バランスを調整する可能性が示されたとしています。
具体的には、パラミロンが、細胞性免疫と液性免疫のバランス調整を行い、どちらかに偏ることによって起こる疾患の発生を予防できる可能性があると述べています。
アトピー性皮膚炎の発症は免疫機能の異常や腸内環境の悪化が関係していると考えられるため、免疫機能を調整し、腸内環境を改善するために働くパラミロンが含まれるユーグレナ(ミドリムシ)は、アトピー改善に効果的だとされているのです。
また、「パラミロン」がアレルギー症状を引き起こす原因であるIgE抗体の生産活動を抑えるという研究報告もなされており、このことも、ユーグレナ(ミドリムシ)がアトピーを改善するとされている理由のひとつです。
栄養豊富なユーグレナ(ミドリムシ)はアトピーの改善をサポートしてくれる
冒頭でユーグレナ(ミドリムシ)のサプリメントを飲んでいるだけでは、アトピーが治るとは考えにくいと書きましたが、しかし、ユーグレナ(ミドリムシ)のサプリメントは、アトピーの改善をサポートしてくれるように思います。
なぜなら、ユーグレナ(ミドリムシ)には、アトピーを治していくために必要不可欠な、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、EPA・DHAなどをはじめとして、59種類もの栄養素が含まれているとされているからです。
ビタミン類・・・α-カロテン、β-カロテン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK1、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸
ミネラル類・・・マンガン、銅、鉄、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、ナトリウム
アミノ酸類・・・バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、スレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、ヒスチジン、チロシン、トリプトファン、グリシン、セリン、シスチン
不飽和脂肪酸・・・DHA、EPA、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、エイコサジエン酸、アラキドン酸、ドコサテトラエン酸、ドコサペンタエン酸、ジホモγ-リノレン酸
特殊成分/その他・・・ パラミロン(β-グルカン)、クロロフィル、ルテイン、ゼアキサンチン、GABA、スペルミジン、プトレッシン
ユーグレナ(ミドリムシ)は栄養吸収率が高い
さらにユーグレナ(ミドリムシ)は、細胞壁がないために栄養吸収率が93.1%前後だとされています。
一般的に野菜など植物から栄養を摂取する場合、人間には細胞壁を分解するセルラーゼという成分がないため、よく噛んでも栄養消化吸収率は40%前後だといわれています。
しかしユーグレナ(ミドリムシ)は栄養吸収率が高いため、効率的に栄養素を体内に補給できるという特徴があるのです。
そのため、偏った食生活などで起こってくる栄養不足を解消し、アトピーを治していくという点では、ユーグレナ(ミドリムシ)のサプリメントを摂ることは非常に効果的だと言えるのです。
ユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントのおすすめは?
では、栄養不足を補うために、ユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントを日々の食生活に採り入れる場合の、どのようなユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントがおすすめなのでしょうか?
とりあえずミドリムシの栄養効果を試してみたいという方には、初めてミドリムシの大量培養に成功した株式会社ユーグレナの緑汁がおすすめしたいと思います。
このユーグレナ・ファームの緑汁には、栄養素が豊富な大麦若葉や明日葉も加えられており、さらに栄養価が高くなっています。
ミドリムシ専科のサプリメントは乳酸菌も配合
また、ミドリムシに含まれるパラミロンには乳酸菌を活性化する働きがあるとされているため、腸内環境の改善効果にも期待したいという方には、有胞子性乳酸菌も一緒に配合されているミドリムシ専科のミドリムシサプリメントがオススメです。
しかし、ミドリムシのサプリメント摂取で、皮疹、紅斑などの中毒疹が出たという事例も報告されているため、服用する際は、用法・用量を守り、体質に合わなければ摂取を中止することが必要です。
以上が、ユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントのアトピーを改善する効果についてですが、ユーグレナ(ミドリムシ)にはからだにとって必要な栄養素がバランスよく含まれているので、ぜひ日頃の食事にプラスして摂るなどして、アトピー改善のための栄養補給にユーグレナ(ミドリムシ)サプリメントを役立ててみてください。
アトピー性皮膚炎を改善するための食事とは?
当ブログでは「アトピー性皮膚炎をサプリメントや食事の栄養効果で改善するための方法と対策」について述べていますが、今回は「アトピー性皮膚炎を改善するための食事」について書いてみたいと思います。
アトピー性皮膚炎は、食生活を含めた普段の生活習慣が原因で起こってくると考えられます。そのため、アトピー性皮膚炎を治していくためには、毎日の生活のなかで、アトピーの原因になる生活習慣を変えていくことが大切になってきます。
例えば、過剰なストレス、睡眠不足、運動不足、不規則な生活リズムなどは、活性酸素や副腎疲労などと関わっており、アトピー性皮膚炎の発症と関係していると考えられますが、毎日行っている食事も、そのうちのひとつなのです。
では、アトピー性皮膚炎を改善するための食事とはどのようなものなのでしょうか?
具体的にこの食べ物はアトピーに良くて、この食べ物はアトピーに悪いと言うことは、個人差もあるため難しいのですが、指標になるのは、食べてみて痒みを感じるかどうかです。
ちなみにアトピーの痒みの原因になるのは、主に、食品添加物や砂糖、サラダ油に含まれるリノール酸やトランス脂肪酸、未消化のタンパク質などです。
一方、アトピーを改善していくために必要な栄養素は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸(たんぱく質)、乳酸菌、食物繊維、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA・α‐リノレン酸)であるため、これらの栄養素がバランス良く含まれた食事が望ましいと考えられます。
そのため、アトピーを治していくために積極的に摂るべき食事としては、
- 野菜類
- 果物類
- 魚介類
- きのこ類
- 海藻類
- 発酵食品(主に納豆)
などが挙げられます。
また、アトピー性皮膚炎を改善していくためには、避けた方が良い食事としては、
などが挙げられます。
アトピーの改善に理想的な食事とは?
特に一人暮らしの場合、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで販売されている加工食品を食事の中心にしてしまうと、どうしても栄養が不足してしまい、栄養の効果によってアトピーを改善させるのが難しくなります。
一方、アトピー性皮膚炎を改善するために理想的な食事は、ひと昔前の日本人が摂っていたような和食だとされています。
栄養バランスの良い和食はアトピー性皮膚炎の改善に効果的。